アジアザリガニ科
生息場所は北海道や東北北部の河川の源流や山間部の湖沼など、水温が20℃以下で水質が良好な場所に限られる。日本唯一の在来ザリガニで絶滅危惧種。外来ザリガニに比べて体やハサミが小さく、体長は4〜6cmで体の色は暗褐色。主に落ち葉を食べる。
在来種。北海道、青森県、秋田県、岩手県等に生息。開発による生息環境の減少やウチダザリガニをはじめとする外来ザリガニとの競合で個体数が減少。乱獲による影響も懸念されている。環境省レッドリスト2020で絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。
アメリカザリガニ科
河川、湖沼、水田、ため池、水路などに生息する。繁殖力が強く、水質が悪い場所でも生きられる。体長は約12cmで、体の色は赤色。飼育個体では青色や白色のものも見られる。雑食性で、水草や水生昆虫などを食べる。
海外から持ち込まれた外来種。緊急対策外来種に指定。北アメリカ原産で1927年に食用ウシガエルの餌として27匹(20匹という説もある)が神奈川県大船町(現、鎌倉市大船)に輸入され、全国に定着した。現在も、ペットとして飼われていた個体が野外に放されるケースがある。捕食や生息環境の競合による水生昆虫の減少や、水草の捕食、ザリガニ類特有の病気の媒介など、生態系へ悪影響を及ぼす。環境省及び農林水産省が作成した「生態系被害防止外来種リスト」において、「緊急対策外来種」に位置づけられている。
ニホンザリガニに比べてアメリカザリガニの方が大きくなり、成体では体の赤色が鮮やか(幼体ではニホンザリガニと同様に茶色)です。アメリカザリガニのハサミにはたくさんのトゲがありますが、ニホンザリガニにはありません。なお、東北南部より南のエリアには元々ニホンザリガニは分布しません。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!入れない!捨てない!拡げない!#アメリカザリガニ
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