~世界を魅了する、日本の美しい風景~ find 国立公園 NATIONAL PARK

利尻礼文サロベツ国立公園
No.27

利尻礼文サロベツ国立公園

 半年以上も雪に閉ざされていた利尻礼文(りしりれぶん)サロベツ国立公園に、ようやく春が訪れるのが5月初旬。この時期になると植物や動物たちが喜びを表現するかのように一斉に活動を始めます。


 エゾノハクサンイチゲ、レブンコザクラが花暦のトップランナーとして咲き始め、サロベツ湿原には数千羽のマガンやオオヒシクイなどの渡り鳥たちが飛来。一時は絶滅の危機に瀕していたニシンの大群も復活し、近年は産卵・放精によって海が乳白色に染まる「群来(くき)」も各地の海岸で見られるようになりました。


 また、残雪を冠した優美な利尻山の姿も必見。木々の緑がグラデーションを描くように麓から山を駆け上がっていく様子は生命力にあふれ、筆舌に尽くしがたい美しさがあります。桃岩歩道の途中にある桃岩展望台からの眺めが特に素晴らしいので、ぜひ足を運んでみてください。


※国⽴公園へは、マスク等新型コロナウイルス感染防⽌対策を徹底の上お越しください。

THIS WEEK'S GUIDE
柴原 崇さん 稚内自然保護官事務所 国立公園保護管理企画官
柴原 崇さん

PHOTO LOCATION

北海道礼文郡礼文町桃岩展望台付近
利尻礼文サロベツ国立公園
公園名

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

北海道

国立公園
指定年月日

昭和49年920

面積

24,511ha

【find国立公園】記事一覧へ

CATEGORY