~世界を魅了する、日本の美しい風景~ find 国立公園 NATIONAL PARK
No.21
瀬戸内海国立公園
意外に思われるかもしれませんが、じつは冬は瀬戸内の絶景スポットを巡るのにぴったりの季節です。空気が澄んでいるため風景が遠くまで見渡せるだけでなく、運が良ければ瀬戸内海の冬の風物詩「浮島現象」が見られることも。
これは島影や船が水平線から浮いているように見える蜃気楼(しんきろう)の一種で、冬の早朝、気温が下がった時にだけ現れる珍しい自然現象です。
また瀬戸内海の絶景といえば、鳴門海峡(なるとかいきょう)の渦潮もはずせません。渦潮は瀬戸内海を流れる複雑な海流と、海釜(かいふ)と呼ばれる海底の窪みが合わさることで生じる自然現象。年間を通じて渦潮は鑑賞可能ですが、とくに潮の干満差が大きくなる3月下旬〜4月下旬の大潮時が渦潮観察に最も適した時期とされています。最大直径20mにも達する大迫力の渦潮を見てみたいという人は、ぜひその時期を狙って足を運んでみてはいかが。
※国⽴公園へは、マスク等新型コロナウイルス感染防⽌対策を徹底の上お越しください。
- THIS WEEK'S GUIDE
- 大林めぐみさん 岡山自然保護官事務所 国立公園管理官
PHOTO LOCATION
瀬戸内海国立公園 | |
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公園名 | 瀬戸内海国立公園 |
所在地 | 大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、大分県 |
国立公園 指定年月日 |
昭和9年3月16日 |
面積 | (陸域のみ)67,308ha |