九十九島（くじゅうくしま）、生月島（いきつきじま）、平戸島（ひらどじま）、五島列島など、大小400あまりの島々を含む公園で、多様な多島海景観が楽しめるのが魅力です。

　また潜伏キリシタン関連遺産など、歴史的な見どころが多いのも特徴となっています。佐世保市の東に位置する烏帽子岳（えぼしだけ）展望所からは、かつて軍港として栄えた佐世保港と、それを守った要塞跡、さらにその西には景勝地･南九十九島が眺められます。特に空気が澄みわたっている日には、遙か遠くに五島列島の中通島（なかどおりじま）が見渡せることも。

　これからのシーズンは海の幸がおいしくなる季節。天然モノならブリやメジナ、アオリイカ、養殖モノなら九十九島のカキやトラフグ、五島のクロマグロなどが旬を迎えるので、目だけでなく舌でも自然の恵みを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※国⽴公園へは、マスク等新型コロナウイルス感染防⽌対策を徹底の上お越しください。

THIS WEEK'S GUIDE

半田浩志さん 五島自然保護官事務所 自然保護官