地球にやさしい暮らしのアイテム ECO GOODs

リンゴから生まれたレザーの
リュックサック

Apple RucksackLOVST TOKYO

Apple Rucksack
  • ハカセくんセリフ1

    エコぐま〜、すっかり季節は冬真っただ中!あんなに暑かった夏が嘘のように、この季節は本当に寒いよね。ところで、冬が旬の果物の代表格といえばリンゴだよね。そのまま食べてもおいしいし、ジュースにジャム、熱々の焼きリンゴにアップルパイ、それにデザートだけじゃなくて、カレーの隠し味やサラダに入れたりしてもおいしいよね。今回はそんな多才なリンゴの皮や芯などの捨ててしまいがちな部分から生まれたリュックサックを紹介するよ。
    開発者がアメリカに留学していた時に、動物性の食品や生活用品を利用しない「ヴィーガン」という暮らし方に出会ったんだって。それをきっかけに、自分自身でも動物や環境に優しい生活を世の中に提案していきたいと考えていく中で、リンゴを原料としたレザー「アップルレザー」にたどり着いたんだ。

  • エコぐまセリフ1

    僕は寒いのがとても苦手だよ…。そろそろ冬眠の時期だし、ずっと布団で寝ていたいや。
    それはそうと、リンゴからリュックサックができるなんてすごいね!普通は食べるくらいしか思いつかないよね。今の話を聞いて、早速僕もアイデアが生まれちゃった!あまりにも寒いから、さっきママがむいてくれたリンゴの皮をつないで、マフラーにしてみたよ!

  • ハカセくんセリフ2

    まあ、実際に暖かいかどうかは別として、そのとっさのひらめきには相変わらず頭が下がるよ。
    そもそもこのアップルレザーは、食品ロス問題を解決したいという思いから誕生したんだよ。リンゴジュースの工場で廃棄されていた大量の搾りかすを乾燥させて、パウダー状になったものを樹脂と混ぜ合わせることで、植物由来のレザーに生まれ変わらせたんだ。
    開発者は、身に着けるものを環境に優しいものに変えれば、環境問題の解決につながると考えて、この素材をリュックサックに採用したんだって。
    開発者が目指しているのは、長く愛着を持って使える製品を作ること。販売したら終わりではなく、修理や使わなくなった製品の回収から再販まで、資源を無駄にしない「循環するものづくり」を大切にしているんだ。

    乾燥してパウダー状にされた廃棄リンゴ
  • エコぐまセリフ2

    僕も、今まではなんでもすぐに新しいものが欲しくなっちゃっていたけど、これからは一つひとつのものを大切に長く使うことにするよ!ものを作る人たちだけじゃなくて、それを使う側の僕たちも同じ気持ちでいられたら、もっと環境に優しい地球になっていくかもしれないよね。
    ところで、食べ物だけにとどまらない、いろんなものに変身できちゃうリンゴの万能さには本当に驚いたよ!僕も変幻自在に姿を変えて、みんなを驚かせちゃお〜っと。

イラスト/ナカオテッペイ

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