[ エコデリキッチン ]
ECODELI
KITCHEN
[ エコデリキッチン ]
余りがちな食材や当たり前のように
捨てている野菜の皮やヘタ。
キッチン周りの“あるある”なお悩みに
答えながら、
“おいしくムダなく食べ切るレシピ”を
紹介するエコデリキッチン。
担当するのは、U字工事の2人。
身近な食材で作る、
簡単でおいしいレシピは必見です!
[ 食材レスキュー隊 ]
-
ナビゲーター
U字工事さん
福田 薫さん(左)と益子 卓郎さん(右)の栃木県出身の同級生による漫才コンビ。栃木弁を使った郷土愛あふれるネタは老若男女問わず人気。学生時代に調理場でのバイト経験のある福田さんと、料理はほぼ初心者という益子さんが挑戦。
-
教えてくれるのは……
島本 美由紀先生
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。雑誌やテレビを中心に食材をおいしく使い切るレシピや実践しやすい食品保存のテクニックを提案。ラク家事アドバイザーとしても活躍し、著書は80冊を超える。
[ 今月のお悩み ]
捨てて
しまいがちな
ブロッコリーの茎
捨ててしまいがちな
ブロッコリーの茎。
おいしく食べられるレシピを
教えてください。
U字工事が
“食ロスゼロ”を目指して
立ち上がる!
-
益子
ブロッコリーの茎っていつもどうしてる?
-
福田
茎か〜。いつも捨てがちだな。どうやったらおいしく食べられるんだろう?
-
島本先生
ブロッコリーについている緑色の小さなつぶつぶ。
これは一つひとつが花のつぼみで、それらが集まったものを「花蕾(からい)」といって、私たちはその花蕾の部分と茎の部分をブロッコリーとして食べています。茎は花蕾と同じくらいビタミンCやβ-カロテンが含まれていて栄養満点なんですよ。今回は、ブロッコリーの茎でドライカレーを作りましょう -
福田&
益子カレーいいですね~。
ブロッコリーの茎がどんな食感になるのか楽しみだな
U字工事が挑戦する、“食ロスゼロ”レシピ
ブロッコリーの茎で
ドライカレー
作り方(2人分)
- 合いびき肉……100g
- ブロッコリーの茎……1本分
- 玉ねぎ(みじん切り)……1/4個
- ゆで卵……1個
- ドライパセリ……適宜
- ごはん……茶碗2杯分
- A
- ケチャップ……大さじ2
- カレー粉……小さじ2/3
- 中濃ソース……小さじ1/2
- しょうゆ……小さじ1/2
- 顆粒コンソメ……小さじ1/2
作り方
- ❶ブロッコリーの茎は皮をむいて5mm角に切る。
- ❷耐熱ボウルに合いびき肉と玉ねぎ、❶とAを入れてよく混ぜる。
- ❸ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで5分加熱してよく混ぜる。
- ❹器にごはんと❸、ゆで卵を盛り、あればドライパセリをふる。
ECOPOINT 1
ブロッコリーの茎は
ムダなく食べ切る!
-
SHIMAMOTO’S アドバイス
「ブロッコリーの茎の皮はどのくらいむけばいい?」という声をよく聞きます。まずは縦半分に切ってみて、黄緑と白い部分の境目があることを確認しましょう。そこに沿って皮をむけばOKです。みずみずしい食感で、お漬物など生のままでもおいしく食べられます。
ECOPOINT 2
捨てがちな野菜の
皮やヘタを加えると
うま味がアップ!
-
SHIMAMOTO’S アドバイス
ブロッコリーの茎以外にも、にんじんの皮やヘタ、大根の皮、ピーマンの種など、捨ててしまいがちな部分をみじん切りにして加えてもOK。野菜のうま味やコクが加わりよりおいしく仕上がります。
ECOPOINT 3
おすすめの保存方法で
おいしさ長持ち!
-
SHIMAMOTO’S アドバイス
ブロッコリーは茎の根元を1㎝ほど切り落としてから、水を入れた瓶にさし、ポリ袋をふんわりとかけて輪ゴムで留め、野菜室よりも温度の低い冷蔵室で保存しましょう。乾燥予防にもなり、夏場なら1週間~10日、冬場は2週間ほどおいしさが長持ちします。水は3~4日に一度交換しましょう。
完成!
スパイシーでコクうま!
ブロッコリーの茎の
食感も楽しい一皿!
-
福田
初めて食べるブロッコリーの茎。
この食感がいい! みずみずしい汁っけもいいね -
益子
うまいぞこれ、茎のシャキッと感が新鮮。今まで捨ててたのがもったいない! ドライカレー以外にもいろいろ使えそうだな
おいしく食べて、無駄なくエコ!
食育LESSON
食品ロスを減らすために私たちができる身近なヒントを学びましょう。今回は食品ロス削減につながる買い物術について紹介します。まずは、買い出しの前に冷蔵庫の中を確認し、食材の買い過ぎを防ぎましょう。事前に献立を決めて、必要なものをメモしてから出掛けるのもおすすめです。また、商品を購入する際、すぐに食べるものの場合は、棚の手前から取る “てまえどり(*1)”を意識しましょう。お店の廃棄が減り、食品ロス削減に貢献できます。私たち一人ひとりが日々の買い物での意識を変えることで食品ロスやごみの削減につながります。
お店や誰かのために“てまえどり”を意識することが地球全体にやさしい買い物につながります。