秋山寛貴、岡部大、菊田竜大によるお笑いトリオ。2014年に結成。『キングオブコント2018』での優勝をきっかけにブレイク。近年、立て続けに第一子が誕生し、3人仲良くパパに。
食パン
【 今回の挑戦者 】 岡部さん
島本美由紀さん (料理研究家・
食品ロス削減アドバイザー)
乾燥してしまった食パンをそのままトーストすると、さらに固くなっちゃうのでおいしくないですよね。そんな食べ残したパンでも、他の食材の力を借りながら、カリッフワッとおいしく変身しちゃう料理を作りましょう!今回の料理はフライパン1つでできるので洗い物も少なくて、その点でもエコなんですよ。
材料(1〜2人前)
- 食パン1枚
- スライスチーズ2枚
- ハム2枚
- 卵2個
- 塩・こしょう各少々
- バター10g
- ベビーリーフ適量
食パン、スライスチーズ、ハムをそれぞれ半分に切る(チーズとハムはそれぞれ2枚重ねた状態)。また、卵を割り入れたボウルに塩・こしょうを加えてよく混ぜ、卵液を作っておく。
※今回は6枚切りの食パンを使用しています。
細かいカットはしないので、まな板や包丁を使わなくても、調理バサミですべての材料を切れば洗い物が少なくなりますよ。
- 岡部
- このハムとチーズも、冷蔵庫の中でちょっとずつ余るんだよな。
- 菊田
- わかる!スライスチーズはマジでよく余る。使い道がハンバーグに乗せる以外思いつかない。
- 岡部
- そのまんま食べる時もあるし。
- 菊田
- そう、全然食べたい気分じゃなくても、ハムとかチーズは期限が切れる前に口に放り込む。
- 岡部
- 卵を割るの得意なんだよね、オレ。
- 菊田
- これ、めっちゃいいカットじゃん!岡部のドヤ顔と卵が落ちる瞬間の!
- 秋山
- 全体的に黄色いから、よく見ないとわかんないけどね(笑)。
フライパンにバターを入れたら弱めの中火で加熱し、卵液を流し入れたらすぐに食パンを乗せて、パンに卵液が絡んだらすぐに裏返す。
- 岡部
- 卵、入れまーす!
- 秋山
- ここの工程、スピードが大事だからね。
- 菊田
- 卵のジュワーって音いい感じよー。はい、パン入れる!で、すぐひっくり返す!遅いよ!
- 岡部
- はい!急ぎます!
- 岡部
- ひっくり返しました、どうでしょう!?
- 秋山
- 一瞬で浸るんだね、ちゃんと染み込んでる。でもパンがだいぶ端っこに寄っちゃってるね。
- 岡部
- 直します!すぐ真ん中に直します!
卵が固まってきたら卵ごと食パンを裏返し、パンからはみ出ている部分の卵を折り返してパンの上に乗せる。
- 菊田
- それにしてもさ、食パンってたまに食べたくなるから買うんだけど、毎日だと飽きるんだよな。
- 岡部
- 3日続けては食えない。そんで、次の日とかに米を食べるとそのままパンの存在忘れちゃう。
- 菊田
- そう、ほんとマジで忘れる!
- 岡部
- 1週間くらいするとさ、ワゴンの角にバナナとかと一緒にいるのが目に入るのよ。「わたしいるよー、ここにいるよー」って。
- 秋山
- 何?そのポーズ。
- 岡部
- 「わたしここにいるよー、思い出してー」って言ってる食パン。
- 秋山
- うん、じゃあ料理進めて?
- 岡部
- はい、卵裏返しまーす。
食パンの切れ目に合わせてスライスチーズとハムを乗せ、具材が内側になるようにパンを半分に折りたたむ。
- 岡部
- さて、どっちのハムを乗せるでしょう?右かな?左かな?
- 秋山
- なんか始まった(笑)。
- 菊田
- お、どっちかな?どっちを乗せるのかな?
- 岡部
- どっちもでしたー。ふふふ。
- 菊田
- なんじゃそれ。
食パンの両面に焼き色がついたら、ベビーリーフを添えた器に盛る。
- 菊田
- 見た目からして、もう絶対おいしいやつじゃん。
- 秋山
- カフェ飯で出てきそう。
- 菊田
- 卵をちょっと甘めにしても合いそう。フレンチトースト風みたいな感じで。
- 岡部
- いいね、それも甘じょっぱでおいしそう!
- 岡部
- ベビーリーフです。
- 菊田
- オシャレな葉っぱ持ってる顔、キリッとしてていい感じよ!
- 秋山
- 洋風の料理を作ってるはずなのに、岡部が持つと和食っぽく見えるね。
- 岡部
- そう、オレも“洋”の感じ出したいのに、どうしても“和”になっちゃう。
アレンジ自在でボリューム満点!
めっちゃ、うまー!!チーズがトロッ、パンがサクッ、しかも両面を卵に浸しているからフワッと感もあって、食感がとっても楽しいです。余りがちな食材だけで作ったとは思えない、味も見た目も完璧な一品ですね。これはやみつきになっちゃうかも。
今回はスライスチーズとハムを使いましたが、残り物のカレーやミートソース、ちょっと残ったアボカドやツナなど、早く使わないと捨てることになりそうな食材をなんでも具材にして楽しめます。また、食パンはすぐ食べない場合、アルミホイルに包んでから保存袋に入れて冷凍室に入れておけば長期保存ができますよ。
余りものだけとは思えない
満足感!
こういうホットサンドって、ガシャンって挟む専用の器具を使わなきゃできないと思ってましたけど、フライパン1つで簡単にできちゃってビックリ。しかも全部余りがちな食材を使ってるところもいいですよね。いろいろアレンジもしやすいから飽きないでずっと楽しめそう。パパッと作れちゃうから、忙しい朝にもちょうど良さそうです!
写真/石原敦志
パンは好きだからよく買うんですけど、食パンって毎日立て続けに食べたりはしないんですよ。だから数切れ余っちゃって、そのまま忘れて放置しちゃうと、いつの間にか乾燥してパサパサになったりカビが生えたり…。何かひと工夫して、いつもと違う食べ方ができたら飽きずに食べられそうだなーと思うんですけど、そんな料理ってないですかね?