ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。
今週のテーマ 熱中症予防
平常時の人間の体は、体温が上がっても、発汗や皮膚に血液を集めることで、自然に体温を調整しています。しかし、この体温調整のバランスが崩れると、体温が急激に上昇します。このような状態が熱中症です。熱中症を引き起こす要因には、気温・湿度の高さや強い日差しなどの「環境」、高齢者や乳幼児、体調不良などの「からだ」、激しい運動、長時間の屋外作業などの「行動」が挙げられ、熱中症予防にはこの3つのポイントを意識することが大切です。
また、熱中症への注意が必要なのは、夏本番だけではありません。実は、体が暑さに慣れていない梅雨明け直後は、熱中症になるリスクが高い時期です。環境省が提供する日々の暑さ指数や、特に熱中症の危険性が高いと予測された時に発表される熱中症警戒アラートをチェックし、自分と周りの人が熱中症にならないよう予防に努めていきましょう。
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梅雨明けの時期は、無理をせず、体を徐々に暑さに慣らすことを心掛けましょう。また、外出時だけでなく、室内でもこまめに水分・塩分を補給することが大切です。暑くなってきたら、屋外では日傘や帽子を使い、屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して室温が上がりすぎないように注意してください。
写真/PIXTA