ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 第10回環境省グッドライフアワード

環境省グッドライフアワードは、環境と社会に良い取り組みを発掘・表彰するプロジェクトです。

2022年度の第10回環境省グッドライフアワードの最優秀賞に輝いた「一般社団法人里の家(静岡県)」は、自然体験・農林業体験・環境教育・環境保全の4つを指針とする総合的な環境教育を実施しています。浜松市郊外の古民家を拠点に、森と田畑、浜名湖をつなげ、循環型の暮らしを体験する里山里海プログラムや養生カフェなどのイベントを年間約120回開催、2005年の開始以来、延べ参加人数は5万人となりました。また、薬草・藍染など里山文化を伝える活動、樹木・柑橘・ハーブの精油事業を行っています。里山の暮らしの再生を豊かなコミュニティの再生へとつなげ、実証した点が高く評価されました。

このほか、再生可能エネルギーの地産地消、食料自給率向上と移住定住の促進、商業施設でのリサイクル率向上など、全国各地のアイデアあふれる活動が受賞を果たしました。

〈環境大臣賞 最優秀賞〉
「懐かしい未来を里山からつくる
「里の家」
~風の子、海の子、里山体験~」
一般社団法人里の家

ecojin's EYE

 人の暮らしは、社会システムや自然環境など、さまざまなレベルの制約のもとで成り立っています。環境省グッドライフアワードで発信する取り組みは、こうした「制約」の緩和に役立つものです。たくさんの人のアイデアと取り組みが集まる環境省グッドライフアワードを参考に、サステナブルな暮らしを実現しましょう。

【ecojin's EYE】記事一覧へ

CATEGORY