ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 古材リユースのすすめ

今、全国の自治体で課題になっている空き家問題。使われなくなった古民家が解体されるケースも多数ありますが、古民家で使われていた木材の中でも状態が良く、まだ使えるものとして取り出されたものを「古材(こざい)」と呼んでいます。

古材は、木材の加工・販売業者で品質や安全性を確認した上で、新築住宅の梁(はり)や柱、インテリア、DIYの材料など、さまざまな用途でリユースが進んでいます。古材のリユースは、古民家の解体による廃棄物と新しく使う資材の両方を減らし、温室効果ガスの排出抑制につながるため、環境面にも大きなメリットがあります。暮らしの中におしゃれで安らげる空間を生み出し、脱炭素や循環型社会の達成にもつながる古材のリユースは、SDGs時代のライフスタイルに合った取り組みです。

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 古材には、希少価値のある銘木(めいぼく)と呼ばれるものや、現在では入手が難しい貴重な木材も多くあります。歴史を刻んできた木材を大切に使うことは、持続可能な社会をつくることにつながります。住宅を建てる時には、古材のリユースも検討してみてはいかがでしょうか?

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