ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 世界渡り鳥の日

ツバメやハクチョウなど季節により国や海を越えて移動する渡り鳥。風や星を読み、磁気などのさまざまな手がかりを利用しながら移動しているといわれています。その多くは繁殖地と越冬地の間にある中継地で休憩や採餌をしながら渡っていきますが、中にはアラスカの繁殖地からニュージーランドの越冬地まで12,000km以上を10日間で一気に飛ぶという驚異的な渡りを行ったオオソリハシシギのような鳥もいます。わずか200gほどの体重を渡る前に倍に太らせて、昼夜、食事も休憩もなく、蓄えた脂肪を使って飛び続けるのです。
 何世代にも引き継がれてきたダイナミックで命がけの渡りがこれからも続けられるよう、毎年5月と10月の第2土曜には、渡り鳥について知ってもらう世界的キャンペーン「世界渡り鳥の日」が展開されています。今年は5月14日と10月8日、テーマは「光害」。夜間でも地上が明るいと、鳥は光を避けたり、反対に引き寄せられてしまったり、その行動に影響を与える恐れがあります。渡りの時期に建物の照明を落としたり、必要な照明だけに限ったりすることで、地球にも鳥にも優しい生活をしてみませんか。

オオソリハシシギ

オオソリハシシギ

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 「世界渡り鳥の日」には、渡り鳥の魅力や直面する脅威、渡りのルートである「フライウェイ」全体で保全していくことの重要性について多くの人に伝えるため、渡り鳥を守る国際枠組である東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップの呼びかけにより、アジア各地で観察会などの普及啓発活動が行われています。

写真/Eugene Cheah(オオソリハシシギ)

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