研究成果報告書 J98D0321.HTM

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[D−3.アジア大陸隣接海域の生態系変動の検知と陸域影響抽出に関する研究]

(2)衛星画像による陸域負荷物質の海洋生態系への影響評価

� ̄卆韻噺従豐兮�による陸域負荷物質および生態系変動の検知に関する研究

[研究代表者]

遠洋水産研究所

●宮地邦明

[水産庁遠洋水産研究所]

海洋・南大洋部高緯度域海洋研究室

●塩本明弘

(依託先)

東海大学開発工学部

●福島甫

[平成8〜10年度合計17,647千円]

(平成10年度予算額5,915千円)

[要旨]

 1996年の5月と6月の駿河湾と1998年の5月と6月の東シナ海で行った観測結果の解析から、亜硝酸+硝酸塩/ケイ酸塩濃度の原子比(N/Si比)は、海域によりその値は異なるものの、陸域からの人為的負荷による植物プランクトンの増殖と自然増殖との区別の指標として有望であると考えられた。高懸濁物海域でのクロロフィル濃度、懸濁物ならびに河川水の影響の指標と思われる有色溶存有機物の海色リモートセンシグによるモニタリングを行うための方法を開発した。この方法に従い、「みどり」に搭載された海色海水温走査放射計(OCTS)にて得られた海色衛星データを用いて東シナ海におけるクロロイル濃度、懸濁物と有色溶存有機物濃度(黄色物質の吸収係数)の画像を作成した。これらの画像を比較検討したところ、自然条件下での植物プランクトン増殖と陸域からの人為的栄養負荷による植物プランクトン増殖とを区別した海色リモートセンシグによるモニタリングが可能であることが示唆された。

[キーワード]

陸域負荷物質、海洋生態系、クロロフィルa、植物プランクトン、栄養塩、亜硝酸+硝酸塩/ケイ酸塩濃度の原子比、海色リモートセンシグ、有色溶存有機物