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[研究代表者] |
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森林総合研究所林業経営部 |
●天野正博 |
(委託先) |
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愛媛大学農学部 |
●末田達彦 |
10,896千円
(平成10年度予算額4,996千円)
京都議定書において吸収源の評価を排出量削減の目標に組み入れることが定められたのに伴い、吸収量の指標となる炭素ストックの変化量は森林バイオマスの変化量を計測することによって算出されることになった。一方、同議定書は炭素ストックの変化量を計測するにあたって透明かつ検証可能な方法を採用することを要求している。バイオマス量を計測する通常の方法は、幹材積を計測した後に一定のパラメータを掛けてバイオマス量に換算して求めている。この値についてクロスチェックを行えるようなバイオマス計測方法を開発し、得られたデータの検証を行う必要がある。そこで、航空機に搭載した赤外線レーザー測距儀を用いて得られた森林の断面プロフィールから直接かっ広域にバイオマス量を計測する方法を開発し、幹材積にパラメータを掛けて簡易に算出したバイオマス量のクロスチェックを行えるような方法を検討した。具体的にはカナダの亜寒帯林を対象に調査を実施するとともに、バイオヤス量の算定プロセスを明らかにした。
調査対象には、カナダ、アルバータ州中部のEdmontonからサスカチュワン州北部のCluffLakeに至る南北約600�劼離肇薀鵐札�トをとり、この区間で航空に搭載した赤外線レーザー測距による植生断面の測定とその検証のための地上調査を行った。航空レーザー測距システムは新しいリモートセンシングの方法で、航空機に搭載したレーザー測距儀により航空機から地表までの対地高度を高頻度で得ることができる。地表面プロフィールには、純然たる地面(地形面)からの反射と、植生表面からの反射が混在しているが、前者だけを抽出したうえで連続的な地形面を推定し、これを地表面プロフィールから差し引くことで、植生断面のプロフィールを得た。航空レーザー測距の対照とするため、航跡直下に位置する14の代表的な森林に調査プロットを設け、森林バイオマス量を実測した。プロットは一辺が樹高に等しい正方形とし、各プロットで、すべての立木の胸高直径を測ったうえ、大径木1本、中径木2本、小径木1本の計4本のサンプル木を伐倒し、その樹高、胸高直径、幹材積、枝量および葉重量を測定した。これらのグランドトゥルースデ一夕と森林植生の縦断面プロフィールから、森林バイオマス量を推定できることを明らかにした。
赤外線レーザー測距儀、森林蓄積、北方林、植生プロフィール