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[労働省産業医学総合研究所健康障害予防研究部] |
●岩田豊人 |
9、858千円
(平成10年度予算額3、196千円)
アポトーシスに対応すると考えられるKB細胞の剥離現象を指標として、B領域紫外線の照射条件による組織障害の差異を検討した。剥離現象は、紫外線照射後3-12時間で完了し、剥離する細胞の割合は、狭い用量範囲において用量依存性が認められた(290�个砲�いて1.5.6mJ/cm2)。この剥離現象は、B領域紫外線のなかでも短波長の領域で認められた。剥離をおこした暴露後試料においては、過酸化代謝生成物と考えられるチオバルビツール酸反応物質(TBA-RS)が培地中に増加していることが観察された。つぎに、290��3mJ/cm2において照射強度および照射時間を変化させて剥離現象を観察したところ、かなり弱い強度の0.6μW/cm2においても、それより強い線量による暴露との間に照射効果に大きな差はみとめられなかった。また、この条件で、2秒照射5秒休止のパターンを150回繰り返したものと300秒連続照射をおこなったものとの差は認められなかりた。これらのことから、今回検討した範囲の強度においては照射線量の時間的変動は、剥離現象としてとらえた組織障害効果に影響を与えないであろうと考えられた。TBARS分泌の定量、時間的変化の観察、健康への意義、についてはさらに検討が必要である。
UVB,細胞傷害、酸化ストレス、チオバルビツール酸反応物質(TBA・RS)