研究成果報告書 J97G0131.HTM

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[G−1 砂漠化防止対策適用効果の評価法の開発に関する研究]


(3)砂漠化防止及び再生技術の検索・評価


�〆叔�化防止及び再生技術の総合検索・評価


[研究代表者]

農業環境技術研究所 環境資源部 土壌管理科 土壌保全研究室

●谷山一郎

[農林水産省 農業環境技術研究所]

(委託先)

東京大学

●松本 聰・石川祐一

(社)国際環境研究協会

●久保田 光雄・平賀義彦・中田礼嘉・石川政憲・滝 義宏・山口良雄


[平成7−9年度合計予算額]

103,314千円

(平成9年度予算額 39,101千円)


[要旨]

 沙漠化の進行が著しい沙漠化前線地域では、その進行をくい止め安定な環境を作り出すことが急務である。近年、我が国では沙漠化防止に利用可能な新しい要素技術の開発がなされてきた。これらの要素技術を組み合わせたシステムの導入により、沙漠化防止に寄与し、持続的な農業環境を創出することが期待される。そこで、「要素技術の検索・評価」を目的とした今回のプロジェクトでは、検索の結果、以下のような要素技術を評価の対象として挙げた。

  1. 太陽エネルギーを利用した淡水化技術
  2. 沙漠ストレスに耐性を持つ植物の検索及び利用
  3. 保水材等の土壌改良資材を用いた沙漠化土壌の改良

これらの要素技術の検証を西オーストラリア州における現地圃場で行い、以下の結果を得た。

  1. 太陽熱を利用した淡水化装置を圃場内で運転し、夏季には3L/m2/dayの淡水が得られた。
  2. 植物の選抜を発芽試験、育苗場での播種・育苗、圃場への定植を通して行い、植生回復に有効な植物数種を選抜した。
  3. 潅水管理等の問題から一部の樹種に限られたが、要素技術によって活着後の初期生育を促進させる効果が見られた。要素技術による生育促進は移植による定着後に認められ、定着そのものを高めるわけではなかった。潅水量の増加、定植時期の選定など適切な移植計画が重要であった。

[キーワード]

 要素技術の評価、保水剤、菌根菌、腐植肥料、西オーストラリア