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[研究代表者] |
養殖研究所環境管理部 ●坂見知子 |
[水産庁 養殖研究所] |
環境管理部 環境動態研究室 ●坂見知子 |
6,100千円
(平成8年度予算額 2,209千円)
サンゴ共生藻の単離培養株を用いて、水温、光強度、塩分、無機栄養塩濃度の変化が共生藻の増殖や光合成活性等に与える影響を調べた。その結果、温度については、増殖速度は32℃で最大であったが、光合成活性は28〜32℃でも阻害的な影響を受け始めた。その際の細胞当りのクロロフィルaの含有量や、細胞径は増加する傾向があった。光強度低下の影響は、3〜6μE/�屐殖鵑埜加�に見られた。塩分については、温度や光の条件が適当であれば、20psu程度まで増殖速度や光合成活性の顕著な低下は見られなかったが、温度や光の条件が悪くなると、25psu程度の塩分で藻の活性は阻害された。
低濃度の無機窒素塩を含む海水中で共生藻を培養すると、2μM/dayのアンモニウム塩の添加で増殖速度は1.5倍になり、細胞当たりのクロロフィルa量は1.3倍に増加した。アンモニウム塩添加量を増やすと、細胞当たりのクロロフィルa量は増加するが、細胞当たりの光合成量はアンモニウム塩を5μM/day以上にしても余り変わらず、光合成活性は20μM/dayではむしろ低下した。さらに、アンモニウム塩を単独で添加した場合には共生藻内のクロロフィルa量は増加しても光合成活性は5μM/day以上で低下し、その原因はビタミンや金属のような微量栄養素の枯渇によるものであることが示唆された。
サンゴ、共生藻、環境ストレス、富栄養化