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[研究代表者] |
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気象研究所 |
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●柴田清孝 |
[気象庁 気象研究所] |
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気候研究部 |
第2研究室 |
●柴田清孝 |
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第3研究室 |
●内山明博 |
物理気象研究部 |
第4研究室 |
●青木忠生、深堀正志 |
24,533千円
一分子当りの温室効果が二酸化炭素の数十倍である位大きな温室効果を示すメタン・亜酸化窒素の温室効果を精密に評価した。分子吸収線パラメータを厳密に使って射出、吸収を評価する方法(ラインバイライン法)を用いて二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素の放射強制力の計算を行った。併せて、吸収線間隔が非常に狭いため、現在、吸収断面積データしか利用できないフロンもラインバイライン法に組み込んでフロンの放射強制力の評価も行った。ラインバイライン法の効率化とその計算法のための分子吸収線データベースの整備を行い、また分子吸収線パラメータを直接読んで計算を行うラインバイライン法の計算速度、精度の向上を計った。二酸化炭素・亜酸化窒素のラインパラメータ(吸収線強度、半値幅)の変動が放射強制力に与える影響を評価し、フロン12・フロン11の吸収断面積についても同様の評価も行った。2種類の異なった放射計算法(マルチパラメータランダムモデル、4ストリーム法(k−分布法))を使用できる放射対流平衡モデルを作成し、二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素の濃度増加による地表面温度の変化を計算した。
温室効果、メタン、亜酸化窒素、フロン