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[H−4 東アジア諸国での日本発の使用済み自動車及び部品の不適切な使用・再資源化による地球環境負荷増大の実態とその防止策の検討]
(5)自動車及び部品の使用・再資源化の現状と使用段階における改善策の作成
財団法人
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自動車研究所総合研究部
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湊清之
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自動車研究所総合研究部
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船崎敦
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自動車研究所総合研究部
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廣田恵子
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<研究協力者> Mitra Emisi Bersh
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Ahmad Sattuun
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[平成15〜17年度合計予算額]
平成l5〜17年度合計予算額 14,173千円
(うち、平成17年度予算額 4,491千円)
[要旨]
本研究は、日本発の使用済み自動車を中古車及び部品として使用し、その後は自国内で材料として再資源化するインドネシアを選び、日本発の使用済み自動車を中古車及び部品として使用とその再資源化の現状と問題点を適切にかつ定量的に把握し適切な環境負荷発生量の削減のための改善策を作成した。平成15年度は、日本発の使用済み自動車を中古車及び部品の輸入に注目し、インドネシアでの研究協力者と協力し、関係者へのヒアリング調査より、インドネシアの輸入政策、輸入の実態、輸入に関連する登録・車検制度の問題を整理した。さらに中古車及び部品に関連したデータベースの構築のための準備も行った。平成16年度は、輸入の実態をより正確に把握するため日本とインドネシアの統計より中古車の輸入状況やシンガポール経由の現状を把握した。また登録・車検制度の改善策を提案し、その評価するための準備として、インドネシア政府が行ったクリーンバス・プログラムの概要とその効果について把握した。また車検の導入に必要となるコストについて、日本の車検をケーススタディとし、検査機器コストを把握した。平成17年度は、インドネシアの再資源化の問題としてバッテリーの不適切処理の実態を紹介すると共に、その環境負荷量の推計を行った。また、インドネシアで車検制度の導入と排出ガス規制を強化した場合の排出ガス削減効果についても推計した。
[キーワード]
インドネシア、中古車及び部品、輸入量、車検制度