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[F―6 アジアオセアニア地域における生物多様性の減少解決のための世界分類学イニシアティブに関する研究]

(2)GTI地域プログラム実施における生物多様性情報共有化と利用に関する研究

|楼莇働による生物多様性データベースシステム構築に関する研究

独立行政法人国立環境研究所

 

 環境研究基盤技術ラボラトリー 環境生物資源研究室

志村純子

 生物圏環境研究領域長

渡辺 信

 〈研究協力者〉

 

     東京大学大学院総合文化研究科

伊藤 元己

     タイカセサート大学

W. Yongmanitchai

     オーストラリアバイオリソース研究所

Ian D. Cresswell

 

Mary Colreavy

     オーストラリアシドニー植物園

Karen L. Wilson

     英国自然史博物館

Christopher H. C. Lyal

[平成14〜16年度合計予算額]

 平成l4〜16年度合計予算額 71,974千円
 (うち、平成16年度予算額※24,750千円)
「※上記の予算額には、間接経費5,711千円を含む」

[要旨]

  世界分類学イニシアティブ(GTI)は生物多様性の迅速で正確なモニタリングに 必要な、分類・同定のキャパシティを向上し、保全研究の基盤となる技術と知識を先進国な らびに発展途上国の研究者が共同研究とおして推進する生物多様性条約のプログラムであ る。このプログラムに必要な分類学の手法と分類学情報の基盤を構築するために、地域協働 でアジアオセアニア地域における分類学キャパシティ調査を行い、調査結果に基づいて地域 作業計画を起草するための国際ワークショップをアジア地域で最初に開催した(平成14年 度)。地域作業計画にもとづきその進捗を調査し(平成15年度)、さらに、本格的なプロ ジェクトに拡大するための第2回地域ワークショップにアジアオセアニア地域の研究者が 参集し、拡大地域プロジェクト設計と代表機関・研究者を選定した(平成16年度)。国立 環境研究所に、アジアオセアニア地域GTIのためのWWWサーバを設置し、アジアに拠点 をもつ分類学研究者のディレクトリ、アジア地域の博物館標本情報データベース、および情 報共有のためのGBIFデータプロバイダーを構築した。これらの情報資源を地域規模の網 羅性をもったデータベースに拡張するため、必要となる遠隔地研究者からのデータ提供フロ ーを明らかとし、既存の地域ネットワークであるEASIANETと連携し、タイ産菌類の データベースを公開した。ワークショップの結果から、アジアオセアニア地域の途上国・先 進国のどちらにおいても、インターネットを介した標本情報へのアクセス、および原記載論 文へのアクセスが困難であることが明らかとなったため、地域に適した電子フィールドガイ ドを作成するための基盤となる情報源として、希少な文献を含む原記載論文の研究者間での 共有を実現する手法を開発し、国立環境研究所のサーバ上にファイル共有システムを構築し た。地域固有の分類学概念に沿った情報検索システムを構築するため、細菌ならびに日本の 植物誌に関する情報を参照するためのデータベースを構築し、その利用者インターフェース を開発した。

[キーワード]

 生物多様性条約、世界分類学イニシアティブ、データベース、ネットワーク、生物多様性情報