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独立行政法人 |
産業技術総合研究所 |
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地圏資源環境研究部門 |
村尾智・関陽児・奥田義久 |
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独立行政法人 |
国立環境研究所 |
久米博 |
広島大学 |
工学部 |
西山文隆 |
秋田大学 |
工学資源学部 |
石山大三 |
東京大学 |
理学部 |
今井亮 |
日本アイソトープ協会 |
二ッ川章二 |
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<研究協力者> |
フィリピン |
University of the Philippines, Maglambayan V. B. |
カンボジア |
Ministry of Industry, Mines and Energy, |
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アメリカ |
United States Geological Survey, Rytuba J. |
平成12〜14年度合計予算額 17,226千円
(うち、平成14年度予算額 754千円)
初年度に金アマルガム法を用いて鉱石処理を行うゴールドラッシュ地域の水銀汚染について正確に記載する手法を検討した。外部PIXE法を用いて分析条件の最適化を行い、河川水の重金属含有量を測定した。また、フィリピンのフィールド調査に基いて、水銀汚染の最も初期の状態がアーチファクトとして観察されることを指摘した。さらに、人体に影響を与えない金の回収方法について動向を調査した。次年度はゴールドラッシュ地区であるフィリピンのアクパン鉱山周辺の調査を行い、地域の汚染の地球化学的特長を明らかにした。最終年度は主にアクパン鉱山周辺で環境調査を行いゴールドラッシュに伴う水銀汚染の特徴を把握した。それによると、汚染はアーチファクトとして始まり、水中の縣濁物および底質へ移行してゆく。ただし河川水への水銀の溶存は極めて小さい。落ち葉にはメチル水銀が生成しており注意と今後の研究が必要である。
水銀、地球化学、アーチファクト、外部PIXE、閾値