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独立行政法人 交通安全安全環境研究所 |
環境研究領域 |
成澤 和幸、林田 守正 |
群馬大学 |
教育学部 |
紙屋 雄史 |
早稲田大学 |
理工学総合研究センター |
大聖 泰弘 |
平成12〜14年度合計予算額 15,158千円
(うち平成14年度予算額 4,570千円)
[要旨] | 82 |
1.はじめに | 82 |
2.研究目的 | 82 |
3.研究実施計画82 | |
4.結果および考察 | 83 |
4.1.構成要素技術の調査 | 83 |
4.2.路線バス走行実態の調査 | 84 |
(1)調査対象路線と測定方法 | 84 |
(2)測定結果 | 84 |
4.3.新形式バスの基本構想 | 86 |
4.4.要素技術性能の定量化 | 87 |
(1)駆動モータシステム | 87 |
(2)蓄電装置 | 89 |
4.5.燃費評価プログラムの作成と燃費の予測 | 90 |
4.6.デュアルモード動カバス導入のモデル化 | 90 |
4.7.デュアルモード動カバス導入によるCO2排出量低減効果の推測 | 94 |
5.本研究により得られた成果 | 97 |
6.引用文献 | 98 |
7.国際共同研究等の状況 | 98 |
8.研究成果の発表状況 | 99 |
9.成果の政策的な寄与・貢献について | 99 |
車上および地上からの供給エネルギーを併用する自動車用デュアルモード動力システムの要素術開発調査を行った。一方、路線バスの実車走行を行って測定した車速データを解析することにより運転実態を把握し、それに基づいてバスの要求動力性能を明らかにした。さらに都市用路線バスに適するデュアルモード動力システムの基本構成を検討した。
都市用バスの代表的運転条件を抽出し、台上単体運転装置と充放電試験装置により駆動モータシステムやキャパシタ等の要素性能を定量的に評価する手法を検討した。また動力システム内の電力流動をシミュレートしてエネルギー消費量を計算するプログラムを作成した。それを用いてデュアルモード動力システムを採用したバスの燃費を予測し、従来車の2倍の燃費を達成する技術の見通しを得た。
それらの結果に基づき、デュアルモード動力バスの導入形態や輸送転換率をモデル化して、モデル地区における二酸化炭素抑制量を推定し、この新形式バスを導入可能な地域全体で用いた場合の二酸化炭素抑制効果を予測した。
輸送転換、都市交通バス、デュアルモード動力システム、構成要素、エネルギー回生