環境省地球環境・国際環境協力カーボン・オフセットオフセット・クレジット(J-VER)制度の関連事業概要

オフセット・クレジット(J-VER)制度における妥当性確認・検証の実施者育成事業について


 オフセット・クレジット(J-VER)制度では、認証・発行されるクレジット(J-VER)の信頼性を高めるため、妥当性確認・検証のプロセスにおいて、原則として、ISO規格を満たした妥当性確認・検証機関が、プロジェクト計画等の妥当性確認及び温室効果ガス排出削減・吸収量の検証を実施することとしております。
 近年、環境意識の高まりや、政府の補助事業もあり、多数のJ-VERプロジェクトが提案され、妥当性確認や検証を実施する必要が生じております。当制度においては、ISOの規格に基づいた審査が必要とされており、これらに時間と手間がかかる上、今後も多数の申請が見込まれるため、全国でこれらの実施技術を持った人材を育成することが急務となっております。
 本事業では、本事業終了後にプログラム修了者が妥当性確認や検証の実施者としての技能を習得することを主目的とし、下記の育成プログラムを実施することといたします。

1.内容

(1)時期

平成23年3月18日10:00~17:30
地震の影響により成果報告会は中止(延期はありません。)となりました。

(2)場所

 TKP大手町カンファレンスセンター EASTカンファレンスルーム2(リンク) (定員69名)

(3)参加対象者

 ISO14001等の審査員(審査員補含む)の資格保有者や林業経験者や森林分野の環境アセスに関する専門的技術の保有者等のうち、J-VER制度への申請またはそのコンサルティング等の可能性がない人材で、セミナー終了後に第三者審査機関との契約を希望するものを主たる対象者といたします。
 なお、参加にあたって演習は希望者のみの任意参加とし、午前の講義だけの参加も可といたします。

(4)プログラム

1日

午前:[1]J-VERにおけるプロジェクトの審査概要
午後:[2]プロジェクトの審査演習
※研修にかかる旅費等は参加者負担といたします。

午前

[1]プロジェクトの審査概要
 J-VER制度における排出削減、森林管理プロジェクトの妥当性確認及び検証に関する専門知識の習得を目的とするものです。
  1. i) J-VER制度における排出削減、森林管理プロジェクトの概要
  2. ii) プロジェクトの妥当性確認、検証の概要と妥当性確認、検証ガイドラインのポイント
  3. iii) 主要な排出削減、森林管理プロジェクトの方法論及びモニタリングガイドラインの説明

午後

[2]プロジェクトの審査演習
 排出削減、森林管理プロジェクトにおける妥当性確認の専門知識の習得を目的とするものです。方法としては、排出削減審査演習と森林管理審査演習希望者によってグループに分け、それぞれの分野において、仮想プロジェクトの審査演習を実施いたします。
  1. i) 各グループによるプロジェクトの模擬計画書、各種添付資料の妥当性確認
  2. ii) 各グループによる審査結果発表
  3. iii) 審査結果に関する講評

2. 申込方法

 参加を御希望の方は、電子メールで参加者名、所属先、連絡先(電話・電子メール)を記入の上、お申し込みください。なお、午後の審査演習を希望される方は、メール本文中に「排出削減審査演習希望」または「森林管理審査演習希望」とご記入ください。
 
(応募先)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
環境・エネルギー部(担当:竹田、邉見、小沼)
〒108-8248 東京都港区港南2-16-4
TEL:03-6711-1243 E-mail:offset@murc.jp
(応募にあたっての注意点)
  • 参加者は、原則として先着順といたしますが、参加応募者が多数の場合、J-VER制度における第三者検証の実施機関に属する方や、過去に、京都議定書のクリーン開発メカニズムCDM)等のクレジット(CER等)の創出プロジェクトに携わった経験があり、有効化審査(バリデーション)や検証(ベリフィケーション)に一定の知見を有する方を優遇いたします。
  • 参加者は、原則として、1機関につき2名を上限とします。
  • 参加費は無料です。

以上

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