5月24日、安倍総理が地球温暖化問題について、次の三つの柱からなる戦略「美しい星50」を提案されました。
第1の柱は、「世界全体の排出量を現状に比して2050年までに半減する」という長期目標及びその実現に向けての「革新的技術」とそれを中核とする「低炭素社会づくり」という長期ビジョンの提唱です。
第2の柱は、2013年以降の温暖化対策の国際的な枠組みの構築に向けた3原則の提唱です。
- 第1の原則は、主要排出国が全て参加し、京都議定書を超え、世界全体での排出削減につながること
- 第2の原則は、各国の事情に配慮した柔軟かつ多様性のある枠組みとすること
- 第3の原則は、省エネなどの技術を活かし、環境保全と経済発展とを両立することです。
第3の柱は、我が国として、京都議定書の目標達成を確実にするため、国民運動を展開するという取組です。
今後、この提案を世界全体の取組に発展させていくため、G8サミットを始めとする様々な場において訴えていきます。
○国際交流会議「アジアの未来」晩餐会での内閣総理大臣演説
美しい星へのいざない「Invitation to 『 Cool Earth 50 』」~ 3つの提案、3つの原則 ~(首相官邸HP)