2024.11.20 Wed.

10:30 - 11:45

循環経済の実現に向けた廃棄物・資源分野における脱炭素技術

主催者
(一社)日本環境衛生施設工業会
内容

概要

日本では戦後の経済発展および都市への人口集中に伴って都市ごみが急増し、公衆衛生に問題が生じた。そこで衛生処理・減容化のため埋立処理から焼却処理の促進が図られ、各都市でごみ焼却施設の導入を進めてきた。更に熱や電力等のエネルギーを回収するとともに、3Rの実施と適正処理を確保した循環型社会形成を推進してきたところであり、このシステムは埋立処理に比べて温室効果ガス(GHG)削減にも大きく寄与してきた。
本セミナーでは、上記の廃棄物処理の発展に伴うGHG排出削減の道筋、これを支える日本の廃棄物処理技術、並びに海外への展開、さらには、ネット・ゼロ達成、循環経済の実現を目指した最新の廃棄物処理・エネルギー回収への取組について講演を行う。
具体的には、廃棄物からの化学品原料の製造や、高効率にCO2回収を可能とする燃焼技術、低温排熱の有効利用等、従来の廃棄物処理を更に発展させた技術についても紹介する。
本セミナーは、ごみ処理プラントのメーカー団体である日本環境衛生施設工業会(JEFMA)によって提供される。

プログラム

開会挨拶

  • 大下 元|一般社団法人 日本環境衛生施設工業会 会長 / JFEエンジニアリング株式会社 特別顧問

環境省幹部挨拶

  • 浅尾 慶一郎|環境大臣

日本の廃棄物処理の発展とGHG削減

  • 大下 元|同上

循環経済を実現するJFEのソリューション紹介 ~廃棄物リサイクル技術とCCUS~

  • バッタチャリヤ ソーミャ|JFEエンジニアリング インド 営業部長

多様な廃棄物処理技術とCCUSで実現する資源循環

  • 桑原 道|カナデビア株式会社 代表取締役 取締役社長 兼 COO

トランスヒートコンテナによる省エネルギー及びCO2排出量削減性能

  • 岩井 良博|三機工業株式会社 プラント設備事業本部 シニアエキスパート

司会

  • 山本 真帆代|JFEエンジニアリング株式会社 環境本部 開発センター WtCPJチーム
セッション
サマリー
セミナーでは、廃棄物・資源分野における循環経済の実現に向けた取り組みや、ごみ処理プラントメーカーが有する脱炭素技術に関する講演を行った。
セミナー冒頭では浅尾慶一郎環境大臣から廃棄物の適切な処理が衛生環境の維持だけでなくネット・ゼロ達成にも貢献することへの期待が示された。講演では日本での廃棄物処理に対する取組や、ごみ処理プラントメーカーの廃棄物の資源化やCO2回収、エネルギー回収技術などが紹介され、日本の廃棄物処理技術が世界の脱炭素化に貢献できることが示された。
会場は立ち見の方が出るほど盛況で、世界各地で廃棄物処理分野での気候変動対策に対する強い関心があることが伺えた。
浅尾慶一郎 環境大臣のご挨拶
大下元 会長の講演
満席の会場
浅尾環境大臣、松澤地球環境審議官とセミナー関係者

その他のタイムテーブル

2024.11.20 Wed.

13:00 - 14:15

「国が決定する貢献(NDCs)」更新を通じた産業の変革推進

主催者:国連気候変動枠組条約事務局技術執行委員会(UNFCCC TEC)
共催者:国連工業開発機関(UNIDO)・経済産業省(METI)
14:45 - 16:00

アジアにおける気候関連情報開示 - 中小企業の透明性促進の今と将来 -

主催者:環境省
共催者:アジア開発銀行(ADB)・国際協力機構(JICA)SPI-NDC・一般社団法人海外環境協力センター(OECC)
16:30 - 17:45

CNに向けた多様な選択肢 - CNエネルギーの重要性 -

主催者:一般社団法人 日本自動車工業会