分類 2-(1)-2

 

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協力事業名
環日本海環境協力会議(NEAC)
事業の概要
本会議は、日本、中国、韓国、モンゴル及びロシアの5カ国が北東アジア地域における環境問題に関して、幅広い情報交換と率直な政策対話を行うことを通じて、同地域における環境協力の在り方についての議論を深めることを目的としている。各国政府に加え、地方自治体、研究機関、国際機関、NGOなど多様な主体から関係者が一同に会し、様々なテーマに関して活発な議論が行われることに特徴がある。2000年7月にはモンゴル国ウランバートル市で第9回会議が開催された(初のモンゴル開催)。この第9回会議では、4つの分科会において「森林保護及び植林」、「水質汚濁と浄化」、「特別保護区ネットワークの拡大と保護区管理の改善」、「北東アジアの環境協力のレビューと将来像」について議論が行われた。特に、第4分科会「北東アジアの環境協力のレビューと将来像」では、1)次回の会合に向けて、環日本海環境協力会議(NEAC)の新しい枠組(directions, principles)を策定すること、2)その際、北東アジアの他の枠組との連携の必要性を考慮すること、3)また、現在の、地方自治体、NGO、研究機関などの幅広い主体の参画の枠組を維持すること、などについて共通の認識が得られた。
事業形成の経緯
1988年以降、韓国の提案に基づき日韓環境シンポジウムが開催されてきた。この会議にUNEPの協力を得て中国が参加し、更にはソ連(当時)とモンゴルがオブザーバーとして出席したことから、北東アジア各国による情報交換及び地域協力の発展の可能性が検討されることとなった。1992年からは、「環日本海環境協力会議」として、この地域の環境問題に関する情報交換及び政策対話を行う場として毎年開催している。
日本側担当組織

(主担当組織)

環境省地球環境局環境協力室

(主要担当者名)

・小川 晃範(室長)

(関係する政府機関)

 

中国側担当組織

(主担当組織)

国家環境保護総局

(主要担当者名)

・Zhong Xiaodong(国際協力課長)

(関係する政府機関)

 

日中以外の
国の関与
韓国、ロシア、モンゴル

主な対象地域

(現地受け皿組織)

(地域)北東アジア地域

(組織)

財源
各国別(日本においては環境省)
財政規模
(2000年度) 7,000千円
これまでの成果
第9回まで、政府、地方公共団体、研究機関、NGO等の環境問題の専門家が集い、自由かつ活発な議論が様々なテーマで行われている。
今後の展望
今後とも、北東アジア地域の環境政策対話の場として、継続・発展させていく。
開始時期
1992年
終了時期
 

備考
(参考資料等)

 
記入者
及び連絡先
(組織/部署)環境省地球環境局環境協力室 (氏名)岩谷 智子
(住所)〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
(Tel) 03-3581-3351(代) (E-mail)
(Fax) 03-3581-3423 (URL) http://www.env.go.jp/earth/coop/coop/neac_j.html