気候変動に適応し、自然と共生する社会の促進
事業名 | 国際サンゴ礁イニシアティブ(International Coral Reef Initiative: ICRI)東アジア地域会合 (464KB) |
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実施場所 | 東アジア地域 |
事業背景 | サンゴ礁とそれに関連する生態系は、沿岸国における漁業や観光業を支え、地域の社会・経済にとって重要です。東アジア地域(北東及び東南アジア)は、サンゴ礁と関連生態系の生物多様性の世界の中心と認識されており、多くの生物が生息しています。 2002年に開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」では、2012年までに代表的な海洋保護区ネットワークを構築することが、国際目標として設定されました。また、2007年4月に開催されたICRI東京総会では、サンゴ礁と関連生態系を含む海洋保護区ネットワークの構築を推進する決議が採択されています。こうした背景を受け、環境省は東アジア地域における、サンゴ礁保護への取組を推進してきました。 |
事業目的 | 本会合は、サンゴ礁及び関連生態系の保全を進めるために東アジア地域における継続的な連携体制を形成していくことや、東アジア地域のサンゴ礁保護区ネットワークの取組を推進していくことを目的としています。 |
参加国 | カンボジア、中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナム( アルファベット順) |
事業成果 | ICRI東アジア地域会合は、1996年から6回開催されています。第6回ICRI東アジア地域会合は、2010年6月26日から28日にかけて、タイ、プーケットにて開催されました。同会合には、アジア地域の関係10カ国(カンボジア、中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナム)や、サンゴ礁保全に取り組む団体・研究者等41団体から計74名が出席し、東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010が策定されました。 戦略では3つの目的が設定され、それぞれの目的を達成するために地域における具体的な取組が示されています。 会合の参加者 |
活動予定 | 引き続き地域会合を開催し、東アジア地域のサンゴ礁及び関連生態系の保全を推進するための連携を図っていきます。また、GCRMNの地域ネットワークの体制検討や、サンゴ礁分布図の公開、地域の海洋保護区(MPA)データベースの充実等、ICRI東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010に基づく取組の実施に務めます。 |
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