瀬戸内海環境保全審議会総会(第27回)議事要旨


1.日  時  平成12年1月27日(木)14:00〜16:00

2.場  所  通産省別館 944会議室

3.議  題

(1)平成12年度 環境庁重点施策等について(報告)
(2)第5次水質総量規制の在り方について
(3)瀬戸内海環境保全基本計画の変更について(計画部会における審議状況の報告等)
(4)その他

4.議事は公開で行われた  議事録

(1)資料1、2に基づき、平成12年度環境庁予算、水質保全局予算及び重点施策
また、平成13年1月発足の環境省の機構・定員(案)概要を事務局より説明。
(2)資料3に基づき、第5次水質総量規制の在り方に関する専門委員会最終報告案について事務局より説明。
(3)資料4に基づき、「瀬戸内海環境基本計画の変更」について計画部会の審議状況について事務局より説明。

*会議での主な質疑は次のとおり

  • 栄養塩類によって増殖するプランクトンをCOD換算したときの内部生産量の内容また、赤潮の発生による魚介類の種及び漁場の変化等について。
  • 瀬戸内海全体だけでなく瀬戸内海の内の水質の状況について。
  • CODの削減だけをもって規制を図ることの問題点について。
  • 窒素、隣を削減するに当たっての具体的な施策について。
  • 下水道処理による窒素・隣の高度化を図る施策の見込み及び目標について。
  • 閉鎖性水域の水質の状態は今後改善されるかどうかについて。
  • 漁業者の立場からの意見として、埋立てに関しては抑制よりも、より厳しい基本的方針で望んでほしい。
  • 瀬戸内だけが持っている地域の特性に焦点をあて継承にふさわしい環境とか良好な環境の保全と育成計画を立案してほしい。
  • 環境教育について、環境の大切さを教えるということだけでなく、何をどう教えるかということまで議論してほしい。
  • 海砂利採取や埋立占有の問題で、瀬戸内海内でも県により対応が異なるが、瀬戸内海の管理上の問題として整合性を取る必要がある。
  • 環境・自然教育では、身近な自然と実際にふれあうような生活を習慣づけることが必要である。
  • 海砂利採取等の対応について府県によって対応が異なっているが、環境庁は多少なりとも懸念される問題があるのだから手遅れにならないよう早期に方向性示してほしい。また、窒素・隣の負荷については、水産養殖がかなり大きいと思うが、瀬戸内海では養殖物がかなり多く、このような形は望ましものではないと思う。
  • グローバルな環境変動に応じて瀬戸内海も変わる可能性があるという視点で検討していってほしい。
  • 瀬戸内海の環境保全においては、外部からの生物等の移入による影響等の観点を考慮する必要がある。
  • 環境省になって瀬戸内海という名前が組織から消えるがこれは広い意味で閉鎖性海域という発展的解消なのかについて


  • 5.本会議において配付している資料は次のとおり

    資料1 平成12年度環境庁重点施策及び組織・定員
    資料2 平成12年度水質保全局予算案
    資料3 第5次水質総量規制の在り方について
    3−1 総量規制専門委員会での審議状況
    3−2 第5次水質総量規制の在り方に対する意見の募集結果について(案)
    3−3 第5次水質総量規制に係る意見交換会において得られた意見について
    資料4 瀬戸内海環境保全基本計画の計画部会における審議状況について
    4−1 瀬戸内海環境保全基本計画の枠組み
    4−2 埋立ての抑制
    4−3 海砂利採取への対応
    4−4 環境教育・環境学習の推進



    *資料の公開については、下記にお問い合わせ下さい。

    問い合わせ先
    環境庁水質保全局瀬戸内海環境保全室
    (代表03−3581−3351)
     室 長 浅 野 能 昭 (6660)
     補 佐  岸  弘 之 (6662)
     担 当 司 子 三千代 (6664)