知)知る
概要
東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、これまで放射線に関する様々な論文が報告されてきました。しかし、関心が高い事柄の情報は日々更新されていますが、関心の低い事柄の情報は人々の記憶に古い情報しか残っておらず、情報のアップデートが急務となっています。
また、このような論文の中には被ばくに関する健康影響の誤解や風評被害につながりかねない論文などが存在し、情報を“科学的に”に伝えていくことの重要性が問われています。そこで、これからの社会を担う若い世代が中心となり、これまでに発表された原発事故に関係する放射線の健康影響に関する結論の異なる論文を検証しながら、科学的に正しい情報を判断するチカラをつけていきます。
プロジェクトの概要
方法・コンテンツ
被ばくの健康影響に関する結論の異なる2つの論文の提示・対比から、データの収集方法やその捉え方、データを基にしたロジックの立て方、解釈を含めた論文の読み方等を参加者と共有し、理解を深めてもらいます。

- ターゲット
- 高校生・大学生・大学院生・若手医療スタッフ等
- ポイント
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・取扱領域は、放射線の健康影響に絞り込みます。
・「福島への風評被害の原因となる可能性がある論文」を取り上げるなど、賛否が分かれる見解や、再検証が必要と思われる既存論文などを教材とします。