![2024年度 キックオフミーティング](/chemi/rhm/portal/communicate/img/kickoff/kickoff_main_2024.jpg)
「ふくしまメッセンジャーズ」の取り組みスタート!
箭内夢菜さん(俳優・タレント)をメッセンジャーズのサポーターに任命
環境省が進めている、東京電力福島第一原子力発電所事故後の放射線の健康影響に関する情報発信の取り組みである“ぐぐるプロジェクト”は、今年度の活動方針を発表する「キックオフミーティング」を8月19日(月)にTOKYO TORCH常盤橋タワー(千代田区大手町)で開催しました。
冒頭、国定環境大臣政務官が今年度のぐぐるプロジェクトの活動方針「福島の今を知って、情報のアップデートへつなげる」や、今年度の取組内容について発表しました。また、大阪大学の大竹文雄特任教授よりこれまでの活動の成果についても講演した後、登壇者との意見交換を行いました。
![「ふくしまメッセンジャーズ」](/chemi/rhm/portal/communicate/img/kickoff/img_2024_a.png)
今年度の新たな取組となる「ふくしまメッセンジャーズ」では、ぐぐるプロジェクトの語源にもなっている「学び、知をつむぐ」、「人、まち、組織をつなぐ」、「自分ごととして周りに伝わる」の3つの取り組みを一体的に実施するもので、福島の若者が主役となって全国に情報発信を行います。
この活動をサポートするため、俳優・タレントの箭内夢菜さん(福島県郡山市出身)がサポーター第1号として登壇。ぐぐるナビゲーターである桂三四郎さんと共に、環境省 前田光哉環境保健部長より任命状が手渡され、今後の意気込みを語りました。
![「放射線の健康影響に関する科学的情報の伝え方」公開セミナー](/chemi/rhm/portal/communicate/img/kickoff/img_2024_b.png)
続いて「放射線の健康影響に関する科学的情報の伝え方」と題した公開セミナーが行われ、大竹特任教授の講演の後、桂三四郎さん、箭内夢菜さんと意見交換を行いました。
講演では、「特に意識の変化に有効だったのは福島にゆかりのある方の情報であった」ことや、有効な情報を電車広告やWEB広告などさまざまな方法で発信したことが成果につながったのでは、との見解が述べられた他、福島県は放射線の情報を目にする機会が多く、県外の人と比べると放射線に関しての理解が進んでいるため、今回のメッセンジャーズの活動で、福島の人たちから情報発信を行うことへの期待も述べられました。
箭内さんからは「小学生の時に震災に遭い、放射線のことはテレビや新聞でよく見ていたがそれが当たり前だと思っていた。福島のことについて自信を持って発信していきたい」と締めくくりました。
環境省は今年度も放射線の健康影響に関する誤解による風評、差別、偏見の払拭に向けて取り組んでまいります。
- 開催概要
- 日時
- 2024年8月19日(月)14:00~15:30
- 会場
- TOKYO TORCH常盤橋タワー 3階「MY Shokudo」(東京都千代田区大手町2-6-4)
- 次第
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・これまでの取り組みの振り返り
・今年度の方針発表
・2024年度ラジエーションカレッジコンテストの概要と新規活動の概要発表
・ふくしまメッセンジャーズサポーター任命式
・公開セミナー「放射線の健康影響に関する科学的情報の伝え方」
- 登壇者
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大竹文雄氏(大阪大学感染症総合教育拠点 副拠点長・特任教授)
桂三四郎氏(落語家)
箭内夢菜さん(俳優・タレント)