Q&A(平成30年度版、HTML形式)

第9章 事故からの回復に向けた取組

QA9-15 焼却施設で焼却して発生する灰等は、放射能濃度が高いと考えられますが、どのように処理されるのでしょうか。

A
  • ①汚染廃棄物を焼却すると、一般的に放射能濃度は高くなります。しかし、日常生活の中で排出されるごみ、稲わらやたい肥などを焼却してもほとんどの焼却灰は濃度が比較的低いという実績が得られています。
  • ②焼却によって発生した灰等の放射能濃度が、1キログラム当たり8,000 ベクレル(Bq/kg)以下のものは、一般の廃棄物と同様の方法で安全に処理・処分できます。
  • ③灰等の放射能濃度が、1キログラム当たり8,000ベクレル(Bq/kg)以上10万ベクレル(Bq/kg)以下で環境大臣が指定したものは、国の責任の下、管理型構造の処分場などで処分されます。なお、福島県の場合、特定廃棄物埋立処分施設(旧フクシマエコテッククリーンセンター)で処分することとしています。
  • ④放射能濃度が10万ベクレル(Bq)を超える灰等で環境大臣が指定したものは、国の責任の下、遮断型構造の処分場で処分されます。なお、福島県の場合、一旦中間貯蔵施設に保管されます。
  • ⑤管理型処分場では、放射性物質が埋立層周辺に流出することを防止するため、埋め立てる廃棄物の下に土壌の層を設けることとされています。また、遮断型処分場は、放射線障害の防止のため、コンクリート造りの外周仕切設備を設けることとされています。

環境省「放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト」より作成

出典の公開日:平成26年9月12日

本資料への収録日:平成29年3月31日

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