Q&A(平成30年度版、HTML形式)

第4章 防護の考え方

QA4-4 東京電力福島第一原子力発電所事故の前に大気圏内核実験等で生成されたストロンチウム90やセシウム137が、現在でも一般の環境に残っているのは、なぜですか。

A
  • ①最後の大気圏内核実験は1980(昭和55)年、チェルノブイリ原発事故が起こったのは1986(昭和61)年ですがストロンチウム90とセシウム137の半減期は、それぞれ29年、30年なので、まだ半分程度は残っていることになります。
  • ②大気圏内核実験ではウランやプルトニウムが核分裂して、多くの人工放射性物質が生成されますが、その中でも、ストロンチウム90とセシウム137は多く生成される核種の一つです。
  • ③核実験やチェルノブイリ原発事故で大気中に放出されたものが、日本にも降ってきて土壌に沈着しました。

日本の環境放射能と放射線ウェブサイトQ&Aより作成

出典の公開日:平成17年10月24日

本資料への収録日:平成29年3月31日

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