Q&A(平成30年度版、HTML形式)
第3章 放射線による健康影響
QA3-3 東京電力福島第一原子力発電所事故で放出されたプルトニウムやストロンチウムによる健康影響はありますか。
A
- ①どちらも健康に影響はありません。
- ②事故後に行われた国の土壌調査で検出されたプルトニウム、放射性ストロンチウムのどちらの量も微量で、事故前の測定値と同じ範囲でした。
- ③なお、今回の原発事故では、粒子質量の大きなプルトニウムが拡散した範囲は、非常に狭い範囲でした。元々自然界にはほとんど存在しないプルトニウムが現在の土壌中に存在しているのは、大気圏内の核実験に由来するものです。またその量もごく僅かですので、健康への影響はありません。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 上巻 第2章 78ページ「大気圏核実験による放射性降下物の影響」
- 下巻 第7章 42ページ「プルトニウム、ストロンチウム(福島県東部、広域)」
- 下巻 第7章 43ページ「プルトニウム(福島県)」
・原子力規制庁「環境放射線データベース」
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top
・東京電力ウェブサイト「福島第一原子力発電所周辺環境への影響|アーカイブ」
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/index2-j.html#anchor05
①放射線医学総合研究所ウェブサイト「放射線被ばくに関するQ&A」、②長崎大学「放射線・放射性物質Q&A(2)」より作成
出典の公開日:①平成23年9月27日、②平成25年3月11日
本資料への収録日:平成29年3月31日
改訂日:平成31年3月31日