Q&A(平成30年度版、HTML形式)
第2章 放射線による被ばく
QA2-16 個人で放射線量を測りたいのですが、測定器の種類によって違いはありますか。
A
- ①どのような目的で放射線を測定するかによって、用いる測定器を選ぶ必要があります。
- ②外部被ばく評価用の機器には、個人線量測定用と空間線量率測定用があります。
- ③一般環境の空間線量率の測定には、放射性セシウムからのγ(ガンマ)線を測るシンチレーション式が最も適しています。放射線源を備えた施設で定期的に校正された測定器を用いることが必要ですので、詳細な測定には、専門家の協力を得ることが望ましいです。
- ④個人線量計を用いると、被ばくの積算線量を知ることができます。電子式の直読式のものであれば、一定期間ごと、あるいは作業ごとに、被ばくの程度を自分で確認することができます。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 上巻 第2章 44ページ「様々な測定機器」
- 上巻 第2章 48ページ「外部被ばく測定用の機器」
- 上巻 第2章 49ページ「線量の測定方法」
- 上巻 第2章 51ページ「外部被ばく(測定)」
量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所ウェブサイト「放射線被ばくに関するQ&A」より作成
出典の公開日:平成24年4月13日
本資料への収録日:平成29年3月31日