Q&A(平成29年度版、HTML形式)
第8章 食品中の放射性物質
QA8-14 食品中の放射性物質の基準値は、セシウム以外の核種から受ける影響は考えられていないのですか。
- ①基準値は、事故で放出されたと考えられる核種のうち、物理学的半減期が11年以上の放射性核種(セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム240、プルトニウム241、ルテニウム106)から受ける影響を考慮しています。
- ②これまでの調査等で、食品からの放射性物質の影響は、放射性セシウムが大部分を占め、放射性セシウム以外の核種からは1割程度ということが分かっています。
- ③放射性セシウムの寄与率(全体に占める割合)を算出した上で、他の放射性物質の影響を考慮して、合計して年間1ミリシーベルト(mSv)を超えないように放射性セシウムの基準値を設定し、セシウムだけ測定しても、他の核種の影響も含んで、年間1ミリシーベルト(mSv)を管理できるような工夫をしています。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 下巻 第8章 48ページ「影響を考慮する放射性核種」
消費者庁「食品と放射能Q&A」(第10版)より作成
出典の公開日:平成28年3月15日
本資料への収録日:平成29年3月31日