Q&A(平成29年度版、HTML形式)

第8章 食品中の放射性物質

QA8-10 限度値の計算で、年齢が低いほど限度値が高くなっていますが、これは小児の放射線による影響を過小評価しているのではないですか。

  • ①限度値を算出する際には、年齢区分ごとの年間の食品摂取量や、体格、代謝が考慮された線量係数を用いて計算します。
  • ②その結果、限度値は1歳未満(男女平均)が最も大きく、13~18歳男性が1キログラム当たり120ベクレル(Bq/kg)と最も小さくなります。これを、安全側に切り下げて1キログラム当たり100ベクレル(Bq/kg)を基準値として適用することで、全ての世代に配慮したものとなっています。
  • ③年齢が低いほど限度値が高くなる傾向があるのは、年齢区分ごとの線量係数の差よりも食品摂取量の差の方が大きく寄与しているためです。

厚生労働省「食品中の放射性物質に係る基準値の設定に関するQ&Aについて(平成24年7月5日)」より作成

出典の公開日:平成24年7月5日

本資料への収録日:平成29年3月31日

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