Q&A(平成29年度版、HTML形式)
第3章 放射線による健康影響
QA3-12 チェルノブイリ原発事故の後、周辺地域に住んでいた子供たちに甲状腺がんが多発したと聞きました。実際には、どれくらいの線量を被ばくしていたのですか。
- 国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書によれば、ベラルーシ、ロシア、ウクライナの汚染地域の住民全体における1986年の甲状腺線量は、102ミリグレイ(mGy)、未就学児では289ミリグレイ(mGy)と推定されています。
- ※グレイ(Gy):放射線を受けた物質が吸収するエネルギー量の単位
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 上巻 第2章 35ページ「単位間の関係」
- 上巻 第3章 129ページ「避難集団の被ばく-チェルノブイリ原発事故-」
(参考資料)
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)2008年報告書第2巻附属書D「チェルノブイリ事故からの放射線による健康影響」
量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所ウェブサイト「放射線被ばくに関するQ&A」より作成
出典の公開日:平成24年4月13日
本資料への収録日:平成29年3月31日