1995年度 有機スズ化合物環境調査結果の概要
分析方法、データ処理、調査結果の概略
(生物モニタリング結果から有機スズ化合物調査関連部分)
分析方法
データ処理
調査結果
(指定化学物質等検討調査結果から有機スズ化合物調査関連部分)
分析方法
データ処理
調査結果
【前の画面(有機スズ化合物環境調査調査結果のメイン)へ】
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(生物モニタリング結果から有機スズ化合物調査関連部分)
分析方法
(1) 分析に用いた試料の概要
(ア) 各地点において採取生物1種につき5検体を調製しました。なお、1個体では
1検体分の必要量に満たない場合はさらに多数の個体を合わせて1検体としまし
た。(例えば、貝類のムラサキイガイ)
(イ) 各個体については、次に掲げる部位を採取し、分析用検体としました。
・魚類:筋肉の部分
・貝類:むき身の部分
・鳥類:胸筋の部分
(2) 分析法
GC/ECD又はGC/FPDにより分析を行いました。
ただし、他の成分との判別が不明のときは、GC/MSにより定性及び定量を
行うこととしました。
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(生物モニタリング結果から有機スズ化合物調査関連部分)
データ処理
統一検出限界を、トリブチルスズ化合物(TBT)については0.05μg/g 、トリフェ
ニルスズ化合物(TPT)については0.02μg/g (いずれも湿重量あたり、以下「ppm」)
としてデータ処理を行いました。
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(生物モニタリング結果から有機スズ化合物調査関連部分)
調査結果
TBT調査結果 1995年度(OT9501.txt) 1985-1995年度(OT9503.txt)
TPT調査結果 〃 (OT9502.txt) 〃 (OT9504.txt)
(1) トリブチルスズ化合物(TBT)は魚介類から、トリフェニルスズ化合物(TPT)は魚
類からのみ検出され、これまで同様、鳥類からは検出されませんでした。
(2) TBTの魚介類からの検出範囲と検出頻度
検出範囲: nd~0.54ppm (1994年度:nd~0.17ppm)(TBTO換算値)
検出頻度: 33/100 ( 〃 :21/100)
: 20地点中11地点( 〃 :20地点中5地点)
(3) TPTの魚類からの検出範囲と検出頻度
検出範囲: nd~0.25ppm (1994年度:nd~0.28ppm)(TPTCI換算値)
検出頻度: 21/70 ( 〃 :28/70)
: 14地点中5地点 ( 〃 :14地点中7地点)
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(指定化学物質等検討調査結果から有機スズ化合物調査関連部分)
分析方法
環境残留性調査における水質及び底質の調査について各地点ごとに3検体ずつ、
GC/FPD等により分析を行いました。
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(指定化学物質等検討調査結果から有機スズ化合物調査関連部分)
データ処理
統一検出限界を、環境残留性調査における水質について、トリブチルスズ化合
物(TBT) 0.003μg/l、トリフェニルスズ化合物(TPT) 0.005μg/l、同じく底質に
ついて、TBT 0.8ng/g、TPT 1.0ng/g(以下「ppb」)としてデータ処理を行いまし
た。
[分析方法、データ処理、調査結果の概略]の先頭へ
(指定化学物質等検討調査結果から有機スズ化合物調査関連部分)
調査結果
1990-1995年度 TBT調査結果 水質(OT9505.txt), 底質(OT9507.txt)
TPT 〃 水質(OT9506.txt), 底質(OT9508.txt)
(1) トリブチルスズ化合物(TBT)の水質、底質からの検出範囲と検出頻度
検出範囲: 水質: nd~0.042ppb (1994年度:nd~0.003ppb)
底質: nd~570ppb ( 〃 :nd~440ppb)
検出頻度: 水質: 31/105 ( 〃 :35/99)
35地点中13地点( 〃 :33地点中15地点)
底質: 87/104 ( 〃 :87/102)
35地点中31地点( 〃 :34地点中31地点)
(2) トリフェニルスズ化合物(TPT)の水質、底質からの検出範囲と検出頻度
検出範囲: 水質: nd (1994年度:nd~0.01ppb)、
底質: nd~110ppb ( 〃 :nd~260ppb)
検出頻度: 水質: 0/87 ( 〃 : 4/92)
29地点中 0地点( 〃 :31地点中 2地点)
底質: 48/93 ( 〃 :44/88)
32地点中21地点( 〃 :31地点中22地点)