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平成17年度(2005年度)「化学物質と環境」(詳細版) 第2章 平成16年度暴露量調査結果(詳細版) |
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1) | N,N'-ジメチルドデシルアミン=N=オキシド | |
2) | ヘキサン | |
3) | ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) | |
4) | ペルフルオロオクタン酸(PFOA) | |
5) | オクタブロモジフェニルエーテル |
[3] ペルフルオロオクタンスルホン酸 【平成16年度調査媒体:大気、食事】 |
(別名:PFOS、CAS:1763-23-1) |
・ | 選定理由 |
ペルフルオロオクタンスルホン酸は、化学物質審査規制法第2種監視化学物質である。毒性が強いこと、動物の血液中に蓄積するとの報告があること、開放系で用いられることから、環境への影響が懸念されている。また、POPs条約の候補として提案されている物質であること、長距離移動するため地球規模での生態系汚染が懸念され、排出源は途上国にも存在する可能性があることから、最新の実態把握が必要とされた。 過去の本件調査においては、平成14年度に水質の調査が実施され、全地点から検出されている。平成15年度は底質及び水生生物の調査が実施され、両媒体ともに検出された。平成16年度は、大気及び食事調査が実施された。 |
・ | 調査結果 |
大気は、今回が初めての調査である。検出下限値0.09pg/m3において調査が実施され、20地点中20地点、60検体中57検体から検出され、最大検出濃度は 44 pg/m3であった。 食事は、今回が初めての調査である。検出下限値0.0033ng/g-生重量において調査が実施され、10地域中10地域、50世帯中46世帯で検出され、最大検出濃度は0.12ng/g-生重量であった。 |
・ | ペルフルオロオクタンスルホン酸調査結果 |
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・ | [参考] 過去の調査結果 |
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※ | 底質は、乾泥換算で分析することになっており、検出下限値に含水率の違いによる幅が生じ、 上表では地域別の検出下限値の最大値を検出下限値とした。 この検出下限値を下回る検出値についてはトレース値として記載した。 なお、トレース値は検出数から除いている。 |
・ | 環境省内の他の調査結果 |
無し |
【参考:ペルフルオロオクタンスルホン酸】 文献一覧へ |
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