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ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会
議事要旨
- 日時 : 平成15年6月28日(土) 10:00~12:00
- 場所 : パレスビル3階(3D会議室)
- 出席者 :
- (検討会委員)
- 櫻井治彦、石井一弘、柴田康行、土田昌宏、徳留信寛、山木戸道郎
- (参考人)
- 貝瀬利一、神和夫、角田紀子、吉永淳
- (環境省)
- 南川環境保健部長、石野企画課長、小林PT担当課長、
安達環境安全課長、三宅環境リスク評価室長、上家特殊疾病対策室長、平田調査官
- (オブザーバー)
- 茨城県:荒木保健予防課長、菊地生活衛生課長、緒方潮来保健所長、石崎衛生研究所企画情報部長
- 環境保健部長挨拶
- 検討会での確認事項
第1回検討会の議事要旨(案)を確認した。
- 議事概要
- (1)実施要領等について
- 茨城県神栖町における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業要綱・要領について事務局より説明した。
医療手帳交付者に係る医療の給付は、ジフェニルニルアルシン酸の曝露に起因するものでないことが明らかな疾病等及び明かになった疾病等に係る医療については別添1[PDF]のとおり除くこととした。
健康管理調査協力金に係る入院歴の起算点は、カルテの保存期間と、神栖町における健康被害の発生状況等をかんがみ、本事業実施以前の5年間(平成10年6月30日~平成15年6月29日)であって、当該住居に入居した日以降とすることを確認した。
- (2)健康管理調査の内容等の検討について
- 石井委員、土田委員から臨床所見等の症例報告があった。
健康管理調査対象者に対する健康診査(別添2[PDF])と健康管理調査票の内容について確認した。
- (3)健康診査内容等の検討について
- 医療手帳交付者に対する健康診査の内容について別添3[PDF]のとおり確認した。
- (4)分析予備調査の妥当性について
- 柴田委員、貝瀬参考人から分析予備調査結果についての報告があり、国立環境研究所におけるジフェニルアルシン酸分析が妥当であることを確認した。また、茨城県衛生研究所におけるジフェニルアルシン酸及び総ヒ素の分析についても妥当であることを確認した。
- (5)医療手帳の申請内容並びに申請時検体採取方法及び分析機関について
- 医療手帳の申請内容及び申請時検体採取方法について検討・確定した。 検体の分析機関は、原則、国立環境研究所と確定し、茨城県衛生研究所の既存の井戸水の分析データについては正式なデータとして採用することを確認した。また、精度管理については、国立環境研究所、東京薬科大及び北海道立衛生研究所等でその方法等を検討し、東京薬科大及び北海道立衛生研究所等には引き続き協力してもらうこととなった。
- (6)その他
- 次回の委員会の開催を7月24日(木)と決定した。