1.日時 平成28年3月25日(金)10:30~12:30
2.場所 一般財団法人 商工会館 6FG会議室
3.出席者(五十音順 敬称略)
- (委員)
- 秋元 肇 板野 泰之 井上 和也 指宿 堯嗣 浦野 紘平
大原 利眞 小野 和則 紫竹 益吉 竹内 庸夫 星 純也
若松 伸司
(欠席者)
岩崎 好陽 金谷 有剛 坂本 和彦 橋本 光正 向井 人史 - 環境省水・大気環境局大気環境課
- 是澤課長、伊藤課長補佐、小林課長補佐、水島係員
- (事務局)
- 一般財団法人 日本気象協会
4.議題
(1)これまでの検討内容と対応状況について
(2)シミュレーションモデルを用いた解析結果について
(3)その他
5.配付資料
- 資料1
- これまでの検討内容と対応状況について
- 資料2
- シミュレーションモデルを用いた解析結果について
- 参考資料1
- 平成27年度光化学オキシダント調査検討会開催要綱
- 参考資料2
- 平成27年度光化学オキシダント調査検討会(第2回)議事録
- 参考資料3
- 平成27年度光化学オキシダント調査検討会(第2回)議事録要旨
- 参考資料4
- これまでの検討内容と対応状況に関する参考資料
- 参考資料5
- シミュレーションモデルを用いた解析に関する参考資料
- 参考資料6
- 「光化学オキシダントの環境改善効果を適切に示すための指標に係る測定値
の取り扱いについて」及び全国の光化学オキシダントの計算結果
6.議事内容
議題(1)これまでの検討内容と対応状況について(資料1)
- 事務局より「これまでの検討内容と対応状況について」の説明を行い、議論が行われた。主な意見は以下のとおり。
- 新指標相当値(日最高8時間値の暖候期98パーセンタイル値)については、新規に設定した方法(対象メッシュの時間値を平均したデータを対象に日最高8時間値の暖候期98パーセンタイル値を算出する方法)よりも、これまでの方法(対象メッシュの日最高8時間値の暖候期98パーセンタイル値を平均する方法)で算出した値の方が、実際の高濃度の状況を反映しており、指標として適切であるとされた。
- 排出量(NO、NO2)の時間・空間分布や濃度(O3、NO、NO2)の評価およびCMAQ以外のモデルを用いた検討は、今後の課題とした。
- O3濃度に影響を与えると考えられる、ミッシングVOCやその他の不確実性についての検討は、今後の課題とした。
議題(2)シミュレーションモデルを用いた解析結果について(資料2)
- 事務局より「シミュレーションモデルを用いた解析結果について」の説明を行い、議論が行われた。
- 議題(2)個々の解析項目に対する主な意見は以下の通り。
- 測定値で示されたO3高濃度域の濃度低下にVOCの固定蒸発発生源の削減が大きく寄与していることが確認された。
- 「2.5. 越境大気汚染の増加の影響の解析(気象場の影響の検討)」において、国内排出量の影響の検討も含まれるため、適切なタイトルに修正することとした。
- NOxおよびVOC排出量の削減効果の検討の解析結果は、定性的に妥当であると判断された。
- 関東領域のNOxおよびVOC排出量削減の解析において、関東領域の境界濃度は、全ケースで同様の濃度を与えていることを明記することとした。
- NOxの削減対策の有効性について評価する場合、POを考慮することとした。
- 議題(2)全体に対する主な意見は以下の通り。
- 測定値とシミュレーションの結果の比較方法については、文書化するなど明確に示すこととした。
- シミュレーションの根底の部分に関わる課題については、今後も引き続き検討することとした。
- シミュレーションモデルを用いた今年度の解析結果は妥当なものである結論づけられたため、このモデルを政策判断に使うこととした。
議題(3)その他
- 環境省より、参考資料6「『光化学オキシダントの環境改善効果を適切に示すための指標に係る測定値の取り扱いについて』及び全国の光化学オキシダント濃度の計算結果について」報告した。
- 検討フローについて以下の意見があった。
以上