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風景地保護協定

自然公園内の里山や二次草原などの良好な自然の風景地の保護を図るため、土地所有者と公園管理団体等との間で協定を締結し、公園管理団体等により、草原の火入れ、刈払いなどの自然の風景地の管理を行う制度。

フード・マイレージ

食べ物が採れたところから食べるところまで運ばれる距離と輸送量を乗じたもの。輸送で排出されるCO2排出量の推計を行うことができ、生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負荷が少ないという考えを示す指標として使われる。2000年の輸入食料のフード・マイレージ(=輸入相手国別の食料輸入量×輸出国から我が国までの輸送距離の合計)を見ると、わが国は1人当たり4,000tkm(トンキロメートル)であるのに対し、韓国は3,200tkm、アメリカは500tkmと大きな開きがある。

富栄養化

湖沼や内湾が水中に窒素、りん等の栄養塩が多い状態に遷移すること。藻類の異常繁殖により、アオコ、赤潮等の原因となる。湖沼や東京湾等の内湾で生活排水等の人為的な原因で急速に進行していることが問題になっている。

覆砂

ヘドロや底泥の堆積した水底を砂等により覆うこと。
ヘドロや底泥からの栄養塩や有害物質の溶出の防止、漁場環境の改善を目的に行うものである。

浮遊粒子状物質(SPM)

SPM(Suspended Particulate Matter)。大気中に浮遊する粒子状の物質(浮遊粉じん、エアロゾルなど)のうち粒径が10μm(マイクロメートル:μm=100万分の1m)以下のものをいう。

フロン回収破壊法


プロファイル信号制御方式

上流の交差点における交通量を計測して、その情報に基づいて下流の交差点に到達する交通量を予測し、それに応じて直ちに最適な信号制御を行う次世代の信号制御方式。あらかじめ作成した複数の制御パターンから選択して制御していた従来の信号制御に比べ、よりきめ細かな信号制御が可能となる。

粉じん

物の破砕、選別その他の機械的処理等に伴い発生、飛散する物質。

分野別推進戦略

科学技術基本計画(第2期)に基づき、環境分野を含む8つの分野について、研究開発の重点領域、目標、推進方策を明確化したもの。平成13年9月に総合科学技術会議によって決定された。なお平成18年3月に、今後5年間の計画となる科学技術基本計画(第3期)が閣議決定され、これに基づき、環境分野を含む8つの分野について、重要な研究開発課題、推進方策や今後5年間に集中投資すべき戦略重点科学技術などを明確化した、新たな分野別推進戦略が策定されたところ。

分類群

ワシントン条約では、附属書掲載種が科、属、種、亜種又は変種など異なる分類レベルで区切られているため、区切られた1つを1分類群として数える。


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