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グリーン家電エコポイント

環境寄附を使った活動報告


このページの主な内容

環境省総合環境政策グリーン家電エコポイントについて環境寄附を使った活動報告


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一般財団法人
C.W.ニコル・アファンの森財団

対象分野 森林の保全・緑化
事業者コード K078 

プロフィール

活動ホームページ C.W.ニコル・アファンの森財団のホームページ(外部サイト) 
活動形態 実践 
所在地(都道府県) 長野県 
問合せ先名称 事務局 
電話番号 026-254-8081 
設立の目的・課題認識 「アファンの森」を本来の森林生態系を復元するモデルと位置付け、発展的な管理、科学的なデータ蓄積の他、その可能性を探る実践活動を通して、地域の自然共生型社会づくりに寄与することを目的にしています。 
活動実績 森の再生活動を始めて今年で24年目。今では、長野県で絶滅が危惧されている植物3種、鳥類10種が戻り、2002年から毎年のように繁殖しているフクロウは、これまで13羽のヒナが巣立ちました。森の再生の他、豊かな森で児童擁護施設や視覚障害のある子ども達の環境教育など、心を育む活動にも取り組んでいます。 
特記事項 ホームページで随時活動報告しております。どうぞご覧ください。 

家電エコポイント環境寄附の活用

事業・プロジェクト名 生物多様性あふれる豊かな森の再生 
家電エコポイント寄附の使い途 長野県信濃町にある「アファンの森」で実践している「森の再生」事業に使用いたします。日本の荒廃していく森を憂いたC・Wニコルが始めた活動が発展し、森に暮らす生き物たちが戻りつつあるアファンの森は、人も含めた全ての生き物が大切な存在であることを教えてくれます。日本中の森をよみがえらせるための一歩です。 
寄附額に応じた活動例 1円~300,000円の場合 アファンの森全域について、100㎡の面積あたり1万円の整備費用として使用します。 
300,000円~1,000,000円の場合 生き物の視点で再生活動を評価してもらうため、鳥類、クモ等の生物調査の1年間の費用に使用します。 
1,000,000円以上の場合 入り口から離れたトラスト取得地への作業道の整備と、初期整備(ヤブ刈り、伐採)費用に使います。 

事業報告

2009年度
環境寄附
対象期間
環境寄附開始時点 から 2010年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\280,096   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
(概要)弊団体が管理している「アファンの森」は、本来の森林生態系を復元することを意図していますので、整備活動だけでなく、毎年約20項目の生物調査を実施し、生き物の視点から再生活動を評価しようと取り組んでいます。
(使途)この度頂戴した280,096円は、鳥類の調査費に充てさせていただきました。調査は、毎月1回、早朝のアファンの森で確認された種と個体数を記録し、記録したデータをまとめ、鳥から見た現在のアファンの森の状況を解説いただいています。
(成果)鳥類調査は声だけで種を特定するなど専門技能が必要で、その技能料がかかります。調査者には善意で活動いただいていますが、今回のご寄附で2009年度の鳥類調査費用の約1/3を賄うことができましたので、現地調査やまとめがスムーズに行えました。今後も、継続と新たな調査方法を検討しながら、森の豊かさを分かりやすく示すことにも取り組んでまいります。 
2010年度
環境寄附
対象期間
平成22年5月 から 平成23年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\1,574,466   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
<概要>「アファンの森」は本来の森林生態系を復元することを意図していますので、整備活動と同時に生物調査を実施し、生き物の目線から再生活動を評価しようと取り組んでいます。
<使途>この度頂戴した1,574,466円は、2010年6月~9月に実施した下草刈りの作業費の一部と、猛禽類の繁殖状況調査、アファンの森を含む周辺地域でのトンボの生息状況調査の調査費用の一部に充てさせていただきました。
<成果>下草刈りは、新しい草木の発芽を見極めながら刈るので手間がかかりますが、約12haで作業ができました。猛禽類の調査では、フクロウが繁殖し1羽のフクロウが巣立ったことが確認できました。また、周辺地域では48種のトンボ類が確認され、その内約1/4はアファンの森のみで確認されました。この事から、アファンの森が生態系の上位種が繁殖できる環境であり、地域のトンボにとって重要な水辺であることが示唆されています。 
2011年度
環境寄附
対象期間
平成23年5月振込分から平成24年9月振込分まで 
対象期間の
合計寄附額
\965,068   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
(概要)当団体では長野県信濃町にある「アファンの森」で本来の森林生態系を復元・再生する活動を行っています。整備活動と同時に生物調査を実施し、生き物の目線から再生活動を評価しようと取り組んでいます。
(使徒)この度ご寄附を頂いた965,068円は未整備エリア(約12ha)の整備作業費用の一部と鳥類調査費用の一部に充てさせていただきました。ヤブ刈りやその片付け作業、地ごしらえの作業をおこない、林相転換のためブナ、ミズナラなど広葉樹を中心に植樹を行いました。
(効果)約12haの未整備エリアに約1200本の植樹を行う事が出来ました。
1年間月1回計12回の鳥類調査を行うことができ、新たに4種の鳥を確認。これにより今までで計82種の鳥を確認できました。
今後、整備が進む事によって鳥相がどのように変化するか継続的に調査を続け、調査から見えてきたことも考慮に入れ整備作業に取り組んでいきます。