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グリーン家電エコポイント

環境寄附を使った活動報告


このページの主な内容

環境省総合環境政策グリーン家電エコポイントについて環境寄附を使った活動報告


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特定非営利活動法人
富士山クラブ

対象分野 自然保護・生物多様性保全
事業者コード K050 

プロフィール

活動ホームページ 富士山クラブのホームページ(外部サイト) 
活動形態 実践 
所在地(都道府県) 山梨県 
問合せ先名称  
電話番号 0555-20-4600 
設立の目的・課題認識 市民が機動力となり、行政や企業と協働しながら、総合的、長期的な計画の下、富士山の水と緑と命をまもる自然環境保全活動を行うことを目的として設立。富士山清掃活動、森づくり、環境教育に力を入れています。 
活動実績 過去5年の富士山麓の清掃活動では2万5千人を超えるボランティアとともに、家電など300トンの不法投棄ごみを回収。また子どもから大人までを対象にごみを出さない、3Rの環境教育プログラムを提供。富士山の豊かな生態系を保つ自然林の保全・再生のため、植樹・間伐などの育林活動、巨樹調査活動を行ってきました。 
特記事項 静岡県、山梨県の富士山地域で活動 

家電エコポイント環境寄附の活用

事業・プロジェクト名 富士山の自然環境保護・保全・再生活動のうちの「富士山の森林保全・再生」 
家電エコポイント寄附の使い途 富士山に現存する巨樹巨木と、絶滅危惧種や希少植生物の植生や生育環境を調査、それを科学的にデータ化し、地球温暖化の影響、ニホンジカの食害、笹の衰退などを含めた長期モニタリングによる推移等を記録、森林の生物多様性に関する調査、再生、保全活動に役立てます。林道沿いの不法投棄ごみの処分費用に充てます。 
寄附額に応じた活動例 10,000円~100,000円の場合 調査に使用する機器購入費、シカの食害対策費用、調査ボランティアの研修費用に充てます。 
100,000円~1,000,000円の場合 ボランティア研修・活動費用、データベース作成費用、ごみ処分費用(家電含む)に充てます。 
1,000,000円以上の場合 データベース作成費用(継続)、長期モニタリング調査費用、ごみ処分費用(家電含む)に充てます。 

事業報告

2009年度
環境寄附
対象期間
環境寄附開始時点 から 2010年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\186,505   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
(概要)標高1200m付近の一部を協定林契約し、自然林復元に向けた森づくり活動を行っています。これまで約1800本の植樹を行い、下草刈りなどを実施しながら森の回復を見守っています。多くの団体によって実践されている富士山の森のための諸活動に寄与することを目的に、富士山南面天然林の生育環境を調査する活動を実施しています。
(使途)ボランティア研修の資料作成費や活動を実施する際の調査用紙・資料印刷費、調査内容のデータベース化の費用として寄附金を使用させていただきました。また調査で明らかとなったニホンジカの食害対策として、防護ネット施工のための活動費用として使用させていただきました。
(効果)進捗状況は約53%ですが、これまで巨木24種、1063本等を確認・記録することができました。長期的なモニタリングが必要な活動であるため、来年度以降の活動でも引き続きご寄附を使用させていただきます。 
2010年度
環境寄附
対象期間
平成22年5月 から 平成23年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\1,462,494   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
【概要】富士山では、高度経済成長期の拡大造林政策などにより、天然林の60%が失われました。
富士山クラブでは、僅かに残された天然林の中で、長い年月をかけて成長してきた巨木にスポットを当て、巨木を中心に形成される植物生態系を調査し、富士山の森林生態系を明らかにする為、富士山南面森林調査を行っています。
【使途】御寄附いただいた1,462,494円を、本調査活動で得られたデータ整理とデータベース構築の為に活用させていただきました。
【効果】2006年から開始した本調査活動ですが、2011年度末現在、調査対象エリア81%の調査を終え、いよいよ大詰めを迎えます。
確認された巨木は、25種約1400本にも上り、静岡県版のレッドリストに登録されている植物種の生息が多数確認されました。また、富士山エリアで生息数が激減しているツキノワグマの生息痕跡も多数記録することができました。 
2011年度
環境寄附
対象期間
平成23年5月振込分から平成24年9月振込分まで 
対象期間の
合計寄附額
\1,128,216   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
【概要】
富士山では、高度経済成長期の拡大造林政策などにより、天然林の60%が失われました。
富士山クラブでは、僅かに残された天然林の中で、長い年月をかけて成長してきた巨木にスポットを当て、巨木を中心に形成される植物生態系を調査し、富士山の森林生態系を明らかにする為、富士山南面森林調査を行っています。
【使途】
御寄附いただいた1,128,216円は、本調査活動で得られたデータの整理及びデータベース構築の為に活用させていただきました。
【効果】
2006年から開始した本調査活動は、2012年度末現在、調査対象エリア98%の調査を終え、確認された巨木は、26種約1,600本となり、昨年度末から2種200本が増加しました。また、本調査では、巨木とともに絶滅危惧種や希少種の生息が多数確認されました。その一方、ニホンジカによる食害も多数確認されており、森林生態系の崩壊も危惧される結果となりました。