環境省自然環境局
釧路自然環境事務所自然環境の保全整備知床世界自然遺産

「知床」の世界自然遺産登録

平成17年7月に南アフリカ共和国で開催された第29回世界遺産委員会において、北海道の「知床」が新たに世界自然遺産として登録されました。

(1)「知床」の推薦から登録までの経緯

平成16年1月:ユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出

平成16年7月:国際自然保護連合(IUCN)による現地調査

 平成16年7月20日〜26日にかけて、世界遺産委員会の諮問機関であるIUCNのデビッド・シェパード保護地域事業部長が来日し、現地調査を実施。
 

平成16年8月:IUCNからの追加質問

 IUCNから書簡の送付があり、知床に関するIUCNの意見が通知されるとともに、その意見に対する日本政府の見解が求められた。

平成16年11月:IUCNからの追加質問に対する回答

 平成16年8月に送付のあったIUCNからの書簡に対して回答を提出。

平成16年12月:IUCN評価委員会

IUCNが知床を含む世界自然遺産の新規推薦物件についての評価委員会を開催。


平成17年2月:IUCNからの再質問

 IUCNから書簡の送付があり、IUCN評価委員会での知床に関する意見について通知されるとともに、その意見に対する日本政府の見解が求められた。

平成17年3月:IUCNからの追加質問に対する回答

 平成17年2月に送付のあったIUCNからの書簡に対して回答を提出。

平成17年5月:IUCNが評価報告書を作成し、ユネスコ世界遺産センターへ提出

 IUCNが第29回世界遺産委員会において審査対象となる世界自然遺産候補地の評価結果をユネスコ遺産センターに提出し、知床については登録が適当であると勧告。

 

平成17年7月:第29回世界遺産委員会

 平成17年7月10日〜17日にかけて、南アフリカ共和国のダーバンで開催された第29回世界遺産委員会において、知床の世界遺産一覧表への記載が決定。

(2)その他