南丹市では、「森・里・街がきらめくふるさと南丹市」をまちの将来像と描き、市民協働や定住促進、子育て支援など、住んでみたい、住んでよかった、住み続けたいと実感できるまちづくりに取り組んでいます。
全体構想認定書授与式
今回、エコツーリズム推進法に基づく認定を受けた美山町地域は、住民組織や団体、行政が連携し、水と緑が豊かな自然と、かやぶき民家を活かした「日本一の田舎づくり」に取り組む中で、定住促進や特産振興、都市住民への自然体験プログラムの提供など、農村サービス産業の展開を図ってきた地域です。
平成5年には、かやぶき民家が密集する北集落が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、多くの観光客が訪れるようになる中、新たな交流事業として、地元住民とふれあいながら様々な田舎体験ができる修学旅行の受け入れや、手つかずの自然林が残る芦生の森を散策する自然体験ツアーなどの取り組みを進めてきました。
この度、南丹市美山エコツーリズム推進協議会において、エコツーリズムの取り組みを進めるための「南丹市美山エコツーリズム推進全体構想」を策定していただき、国の認定を受けることができました。
今後は、これまでの経過を踏まえながら、美しい自然と伝統文化を守り育て、交流を通じて地域の魅力を再発見し、誇りと愛着を持っていきいきと暮らせるまちづくりを目指してエコツーリズムの推進を図っていきたいと考えています。
最後に、全体構想の作成にご尽力いただきました南丹市美山エコツーリズム推進協議会会員の皆様、地域の皆様、ご指導ご助言をいただきました国、府の関係者の皆様に、心からお礼申し上げます。
南丹市長 佐々木 稔納