環境省>調達情報>参加者確認公募に関する公示一覧(請負業務)
次のとおり、参加希望書類の募集を行います。
平成19年3月22日
環境省大臣官房会計課長 阿部 宗広
平成19年度神奈川県平塚市における詳細環境調査及び汚染土壌等処理業務に係る監理業務で監理の対象となる「平成18年度神奈川県平塚市における詳細環境調査及び汚染土壌等処理業務」(以下、「汚染土壌等処理業務」という)は、旧相模海軍工廠化学実験部跡地周辺で発見され、旧軍があか剤の原料として用いたフェニルアルシンオキシド(PAO)を含んだ土壌等を掘削・除去、処理を行う業務であり、国内での実施例も少なく、極めて特殊な業務である。監理の実施にあたっては、周辺環境への漏洩を防止し、有機ヒ素化合物による被災がないように実施する必要があり、それらを監理するには、汚染土壌等処理業務の調査計画を立案し、調査中のばく露防止策、汚染拡散防止等の安全対策等に高度に熟知するとともに、調査計画の立案者としての設計意図を汚染土壌等処理業務の実施者に伝達する必要があることから、日本技術開発株式会社(以下「特定事業者」という。)を契約の相手方とする契約手続を行う予としているが、当該特定事業者以外の者で、下記の応募要件を満たし、本業務の実施を希望する者の有無を確認する目的で、参加希望書類の提出を求める公募を実施するものである。
公募の結果、応募要件を満たすと認められる者がいない場合にあっては、特定事業者との契約手続に移行する。応募要件を満たすと認められる者がいる場合にあっては、企画競争手続へ移行することとし、特定事業者と当該応募者に対して、企画書の提出を要請する。
(1)業務名
平成19年度神奈川県平塚市における詳細環境調査及び汚染土壌等処理業務に係る監理業務
(2)業務目的
国内における毒ガス弾等に関する対応については、平成15年6月の閣議了解及び同年12月の閣議決定に基づき、環境省において所要の環境調査等を実施しているところである。神奈川県平塚市の事案では、通常自然界には存在しない有機ヒ素化合物であるジフェニルアルシン酸等による地下水汚染等が確認されており、これまで地歴情報に基づいた土壌調査や地下水調査等を実施し、有機ヒ素化合物による汚染状況の把握を行ってきたところであるが、旧相模海軍工廠化学実験部跡地外の北部地域において表層土壌調査等を実施した結果、表層土壌から高濃度の有機ヒ素化合物が検出されたとともに、表層土壌中に有機ヒ素化合物の白い塊(フェニルアルシンオキシド
(PAO))が混入していることが確認された。これらの汚染土壌等については、将来における環境リスクの低減の観点から、掘削・除去、処理等を行う必要こととしている。
本業務は汚染土壌等処理業務の調査計画に示された調査内容を把握し、汚染土壌等処理業務の請負者に正確に伝達すること、また、各業務段階において調査計画等に基づき検査を行い、白い塊を含む有機ヒ素化合物による汚染土壌等について掘削・除去・運搬・処理等が適切に行われ、今後、環境汚染が生じないように監理することを目的とする。
(3)業務内容
1)汚染土壌等処理業務の監理
(1)各種業務計画書の審査
(2)防塵用仮設テント確認申請等の審査
(3)各種手続支援業務
(4)定例会議の開催
(5)週間工程会議の出席
(6)段階検査
[1]仮設関係検査
[2]掘削・分級検査
[3]環境モニタリング検査
[4]復旧検査
[5]井戸設置検査
[6]浄化装置試運転
[7]汚染土壌等輸送検査
[8]汚染土壌等処理務段階検査
(4)履行期限
平成20年3月31日