環境省環境省との関係を装う勧誘などに御注意>環境省・経済産業省の指示と騙る勧誘に御注意(冷凍空調機器のフロンの入れ替え、機器の点検調査)

 最近、冷凍空調機器や、フロンに関して、以下の事例があるとの情報がありました。

 環境省・経済産業省として、現在使用されているエアコンに冷媒として充塡されているフロンを、フロン以外のものに入れ替えるよう指示していることはありません。また、環境省・経済産業省が機器の点検調査を事業者に委託していることもありません。

 このような勧誘を行う企業は、環境省・経済産業省との関係は一切ありませんので、ご注意ください。

 なお、指定以外の冷媒を封入することに関しては、日本冷凍空調工業会から注意喚起がなされておりますので、あわせてご参照をお願いいたします。

日本冷凍空調工業会:http://www.jraia.or.jp/info/conductor/index.html

【解説】

 R-22などのHCFC(ハイドロフルオロカーボン)は、オゾン層保護法(*1)に基づき平成32(2020)年までにその生産及び消費(生産+輸入-輸出)を全廃することとされています。しかし、あくまで生産や輸出入を規制するものであり、現在使用されているエアコンや冷凍冷蔵機器のフロン類を、フロン類以外のものに入れ替えるよう規定しているものではありません

 また、平成27年4月から施行されているフロン排出抑制法等(*2)では、メーカーに対してノンフロン・低GWP製品を製造するよう促すこととされており、機器の使用者に対しては機器の点検等が義務づけられています。しかし、現在使用されているエアコンや冷凍冷蔵機器のフロン類を、フロン類以外のものに入れ替えるよう規定しているものではありません

*1 オゾン層保護法:特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(昭和63年法律第53号)
*2 フロン排出抑制法:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(平成13年法律第64号)

(担当:環境省地球環境局地球温暖化対策課フロン対策室)

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