ecoアクション

地球の未来を守るためにできることってなんだろう。
地球の未来を守るために
できることってなんだろう。
興味はあるけれど、何から始めたらいい?
楽しく簡単で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる。
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ちょっと豊かになる。
明日からできる、地球にやさしいアクションを紹介します。 明日からできる、地球にやさしい
アクションを紹介します。

今月のアクション

SDGs時代の旅は
“サステナブル
(持続可能)”

目指してみませんか?

ごみ出しのコツをつかんで楽しく分別しよう!

日本国内の宿泊者数は、日本人・外国人ともにコロナ前の水準を超え、右肩上がりです(*1)。
旅行者の増加により地元経済の活性化や雇用創出などのメリットが増える一方で、環境や住民の生活に負荷をかけるなど、いわゆる「オーバーツーリズム」と呼ばれる負の側面もあります。
旅行中は、食べ残しなどの食品ロスや、過剰包装でごみを増やす機会も多くなり、環境への配慮を忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。
観光地の豊かな自然や景観を守り、将来的には地球を守るために、一人一人ができることを考えてみませんか?

*1 2023年9月 観光庁「宿泊旅行統計調査」。

旅行者が増加の一途をたどる中、世界各地で行われているSDGsに向けた取り組みは、観光分野も例外ではありません。昨今、国内外で「サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」と呼ばれる、環境保全を意識した観光行動を推進する動きが活発化しているのをご存知でしょうか。
2020年、観光庁が「日本版 持続可能な観光ガイドライン」を策定したことで、取り組みが加速。旅行先や移動手段なども、よりサステナブルな選択をしたいと考える旅行者が増えています。
まずは、小さな一歩から。自然や文化、地域社会への影響を抑えながら旅を楽しむスタイルへと、シフトしていきましょう。

サステナブル・ツーリズム
のために、
私たちができること。

旅行計画のポイント
旅行計画のポイント
  • ・都市部だけでなく、地方部の観光地、国立・国定公園など自然や文化にふれあえる場所を選ぶ。
  • ・サステナビリティに力を入れている旅行会社、旅行先、宿泊地を選択する。
  • ・住民の日常生活への影響を軽減するために、混雑する時期、場所を避ける。
荷造りのポイント
荷造りのポイント
  • ・宿泊先で使い捨ての物を使わずに済むよう、歯磨きセット、くし、お気に入りの化粧品などのアメニティーやマイボトルを持参する。
  • ・レジ袋や紙袋を受け取らずに済むよう、エコバッグを持参する。
移動のポイント
移動のポイント
  • ・自家用車に比べてCO2排出量の少ない公共交通機関を積極的に利用する。
  • ・短距離移動には徒歩や、レンタサイクルなど自転車の利用を検討する。
  • ・レンタカーはできるだけエコカーを利用する。
  • ・飛行機に乗る際は、イヤホンを持参する。
宿泊先・観光地でのポイント
宿泊先・観光地でのポイント
  • ・地域の自然や文化を知り体験する。また、収益が自然・文化の保全に活用されるツアーなど、地域の自然や文化が守られる取り組みに積極的に参加する。
  • ・その土地のごみの分別ルールを守る。食べ歩きで出たごみは持ち帰るなどして適切に処分する。
  • ・部屋のエアコンの温度設定を適切なものにする、離室時は電気を消すなど、節水・節電に努める。
  • ・マイボトルを持参してウォーターサーバーを利用するなど、プラスチックをはじめとする、ごみの発生をできるだけ抑える。
  • ・認証を受けているなど、環境に優しい取り組みを行っているホテル・旅館やレストランを利用する。
  • ・ホテルに連泊する場合には、シーツやタオルの交換を必要な範囲に留める。
食事のポイント
食事のポイント
  • ・輸送コストやCO2排出量が少なく、地域活性化につながる地元の食材で作られた料理や地元のお酒などを堪能する。
  • ・バイキングは取りすぎず、食べ切れる分量だけ盛り付ける。
  • ・アラカルトは注文し過ぎず、小盛りメニューなども活用する。
買い物のポイント
買い物のポイント
  • ・買い物の際にはエコバッグを携帯し、余計な袋をもらわない。
  • ・自宅用や親しい友人用のお土産は、簡易包装の商品を購入する。
  • ・小分けの袋は本当に必要な分だけ受け取る。

旅行中も環境に配慮した行動を取ることで、いっそう豊かで満足度の高い旅になります。一人一人ができることから始めてみましょう!

One More Action!

環境に優しい観光を実践エコ修学旅行の輪を広げよう!
環境に優しい観光を実践
エコ修学旅行の輪を広げよう!

年間観光客数が約4,361万人、修学旅行生だけで毎年74万3千人(*2)以上が訪れる京都市では、「京都エコ修学旅行」という取り組みを行っています。市内の宿泊先に滞在する学校で、 ①アメニティ(歯ブラシやくしなど)の持参 ②エコバッグの携帯 ③マイボトルの持参 ④食べ残しゼロの4つのうち、2つ以上を実施することを目指すものです。参加すると、取り組みのしおりが印刷された紙製ファイルがもらえます。また、学校独自の取り組みである「エコ・アクション+1」を実践し、優秀校に選ばれた学校には、表彰状と記念品が贈呈されます。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000271327.html

*2 京都市 令和4年(2022年)観光客の動向等に係る調査

イラスト/イズミタカヒト

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