- 平成20年度は、京都議定書の第一約束期間(2008年~2012年)がいよいよ始まるなど我々人類にとって大きな節目の年です。地球という大きな生態系の一部として、自然と共生し、人間社会における炭素も含めた物質循環を健全なものとし、健やかで豊かな生活を確保する持続可能な社会経済システムの構築に向けた本格的な取組が始まります。
- こうした人類史を画する時期に、我が国はG8サミットの議長国となり、人類の新しい歴史を先頭に立って切り開いていく役割を担うことになりました。
- このため、「21世紀環境立国戦略」(平成19年6月1日閣議決定)に基づき、「低炭素社会」、「自然共生社会」及び「循環型社会」の構築に向けた統合的な取組を、世界から地域まで広い視野の下に、 強力に展開します。また、我が国の環境技術、公害克服の経験と智慧、豊富な人材を活かして、「環境立国」を日本モデルとして創造し、アジアそして世界への発信に努めます。さらに、G8環境大臣会合を開催し、北海道洞爺湖サミットにおける議論に貢献します。
- 具体的には、京都議定書6%削減約束の確実な達成をはじめとする、低炭素社会づくりへの取組本格化、生物多様性保全を通じた自然共生社会づくり、3Rを通じた持続可能な資源循環を重点的に実施し、持続可能な社会の構築を図ります。