課題名

A-7 フロン等代替物質の開発と環境影響評価に関する研究

課題代表者名

彼谷 邦光 (環境庁国立環境研究所化学環境部化学毒性研究室)

研究期間

平成2−4年度

合計予算額

123,579千円

研究体制

(1)フロン代替物質の開発及び環境影響評価に関する研究

  .侫蹈鸞綢慂質の開発に関する基礎的研究(通商産業省工業技術院化学技術研究所)

 ◆.侫蹈鸞綢慂質の分解課程に関する研究(通商産業省工業技術院化学技術研究所)

  フロン代替物質の対流圏分解物質の環境影響評価に関する研究(環境庁国立環境研究所)

 ぁ.侫蹈鸞綢慂質の大気中の挙動に関する研究(H3〜)

(環境庁国立環境研究所(委託先 東京大学理学部))

(2)ハロン代替物質の開発と環境影響評価に関する研究

  .魯蹈鸞綢慂質の開発に関する基礎的研究

(通商産業省工業技術院名古屋工業技術試験所)

研究概要

 成層圏オゾンの減少がフロンの塩素原子によることが世界的に認識され、特定フロンの全廃が目前にせまっている。すでに代替物質の開発が官民あげて行われつつあるが、そのための基礎的視点からの開発支援、代替フロンの環境影響など、公的な研究所の果たすべき役割は多い。本研究においては、民間ではリスクの大きい分野に焦点をあて、新代替フロンの開発や代替フロンの低濃度暴露における毒性評価、大気中に放出された場合の寿命、オゾン層破壊能力の評価を目的とし、新しいフロン、ハロン代替物質の合成法の開発、新代替物質の物性測定および毒性、既存および新代替物質のオゾン層破壊能力、および対流圏光化学反応による二次生成物等の環境影響評価を行った。

研究成果

1.フロンの過渡的代替物質の一つに分類されているHCFC(ヒドロクロロフルオロカーボン)-253caおよび代替フロンとして期待されている含フッ素エーテル(CF3CFHOCF2H)を高収率で合成することに成功した。

2.レーザー光分解レーザー誘起蛍光測定システムを用いてフロン代替物質の反応速度定数を明かにした。

3.ガス状フロンおよびハロンの培養細胞への暴露装置を開発し、細胞毒性および遺伝毒性を短時間で測定できることを明かにした。

4.ペンタフルオロプロパノール(5FP)とOHラジカルとの均一系での反応速度を求め、(8.8+-1.1)×10-14)であることを明かにした。

5.大気中のフロン22を測定するための分析法を開発し、その経年変化を明かにした。

6.代替ハロンとして期待されるペルフルオロアミンの合成に成功した。本ハロンは特定ハロンであるハロン2402より分解し易く、消火能力は従来ハロン(ハロン1301)と同程度であることを明かにした。